憲法、改憲、論憲、憲法九条

　難しいですね。
　理想であり、現状の九条は護るべきラインではあるのですが、海外と渡り合うときに最低限の軍事カードは持っていないとまずい局面はすくなからずあるわけで。
　かと言って今のイラクに兵を送る状況が正当な（自衛の為の）軍事力行使の姿とは到底言えないわけだし、日本の地理的特性を考えるとどの国も（基地を置いている米国以外は）軍事力を日本に行使するのは限定的な物になるのは明白である訳です。
　国連云々と言う人もいますが、国連のPKO/PKFなどが地域紛争拡大の火に油を注ぐ場合も少なくない（ソマリアPKFとか）訳で、国連が許可を出せば全てOKと言うのも自衛隊が地域紛争を拡大する元凶になる事を意味しかねない。

　その辺りを考えると、自衛隊は現在よりも国土防衛に特化し、海外に出るのは災害援助と親善目的、国連の決議と国民投票の承認の下での紛争寸前の地帯への仲裁役に止めるのが妥当だと思うし、
　憲法を改定すると影響が大きすぎるので自衛隊法など諸法で徹底的に「活用」に縛りを与える必要があるのではないかと思うのですが。
　今の軍事を知らないとしか思えない、多数の議員・大臣・外務官僚の目論見や考えを考えると、彼らに軍事カードのフリーハンドを与えるのは危険過ぎる。