音楽に「輸入権」新設の動き

　ぶっちゃけて言えば、国内に販売網を持っているレコード会社（レーベル）が「逆輸入」や「並行輸入」で損してるから、文化の発展を阻害してるので、音楽媒体の輸入をレーベルの意向で禁止出来るようにしてしまおうと言うあたりから始まった著作権法の改定案なのですが、いつのまにか輸入は原則不可能な運用が出来るような内容になってしまったと言うとんでもない改定案です。
　/.Jとかで書いてるので多くは書きませんが、サンプリングやパロディの制限や「共有」の道具を作っただけで逮捕されるような一連の動きも含め、完全に著作権法の前文にある「文化の発展に貢献」すると言う精神を踏みにじった上に憲法にも謳われている「公共の福祉」や「幸福の追求」や「表現の自由」に代表される数々の基本的人権を蹂躙する物であるとしか言いようがないし、それに対抗するのはやはりNGO的な組織が複数立ち上がって立法・行政に対抗する状況が必要なのではないかと思います。