月よお前が悪いから…のアーカイブ

http://d.hatena.ne.jp/artane/ がサーバの関係で消えるようなので、アーカイブします。基本更新しません。

本日の視聴覚室(まとめていきます)

  • 忘却の旋律」鼠講谷篇(第一幕)第六話:三話一部構成の話で舞台説明と人物紹介で一話潰すと言う、考えようによっては挑戦的な構成の話でした。

 この作品、どうみても舞台演劇のスタイルをアニメに持ち込むと言う「ウテナ」でも若干使われた手法を徹底的にやっており、私は好きだけど嫌いな人は駄目駄目だろうな。と言う人を選びまくる作品だなと実感した次第。

  • ウルトラQ」「楽園」:非常に考えさせられる話でした。

 日々の忙しさに疲れた人達が「楽園」に行くと言って消えて行く。その「楽園」とは実は…と言う話なんですけど、台詞の一つ一つが心に引っかかりました。
 「ここで静かに逝くのを待つのだ」と穏やかに過ごしている人達が結局は「ネズミ狩り」と呼ばれる謎の集団に全滅させられる訳ですが、幸福とはなんなんだ。と言う突き付けを飛び越して「真の幸福や真の安穏など何処にもないんだよ」と静かに主張しているようで、哀しい話です。

  • 恋風」第七話:もうそろそろ一話飛ばされたような感じがしますが、原作どおりに進んでいるので複雑な心境です。

 原作の最近の話が「何が幸福で何が不幸なのか」と言う事を徹底的に突き付けているので、それを先に見てしまっている身としては心が痛いです。
 この原作をどうまとめるのか。ハッピーエンドにしても後味が悪くなるだけだろうしなぁ(;´Д`)