何故、研究や教育目的だけなのか
このように、歴史的な資料をネットに公開するのは間違った方向では無いと思うのですが、何故、パブリックドメインにしないで、「研究や教育目的での使用に限って」「審査の上、IDを発行」と言う限定的な公開にするのでしょうか?
確かに、資料の収集やデータベース化にあたっては莫大なコストがかかっているのはわかるのですが、原爆の様な世界史的事件の資料を限定した人にしか見せないような真似をするのか理解に苦しむ。
確かに編集著作権の様な考えはあるし、こういう事になった背景には国立大学の独立行政法人化*1や政治的な思惑が絡んでいるのでしょうが、それでも「公の利益」*2を考えたら、研究者や教育者に閲覧を制限すべきではないと思います。
日本では「公共」と言う物の概念が非常に歪んでいるのではないか。と考えさせられる話でした。