「国が燃える」筆禍事件のもたらしたもの
まだ、事態は進行中ですが、中間総括をば。
かの事件でやり玉にあった回で描写されたのは
- 南京が陥落した後に
- これらの行為を現地の将兵は黙認し、主人公の苦言に対して正当化しようとした
と言う事で、陥落した戦場の描写としては当り前、否、抑制している程の物であると近代史を見ている人間からすると見えた訳で。
ところが、これに噛みついたのがれいのいぬぶし秀一大田区議員を始めとする「日本会議」人脈の議員たちと「チャンネル桜」人脈の脅迫派右翼*1、そして彼らに煽動された日常に不満を持つ人々。
彼らは「南京大虐殺は無かった」「大東亜戦争での日本軍の蛮行はなかった」*2と言う立場であり、それ以外の異見を許容しないので激怒し、集英社にその政治力をフルに使って抗議。
かくして彼らは「抗議」を行い、特に議員の肩書を持つ連中と脅迫派右翼の圧力に恐怖した版元の集英社は問題の話を封印する羽目に(;´Д`)