月よお前が悪いから…のアーカイブ

http://d.hatena.ne.jp/artane/ がサーバの関係で消えるようなので、アーカイブします。基本更新しません。

反戦系掲示板の脇の甘さと「サイバー戦争」への認識不足

反戦サイトの掲示板を訪れる連中
http://www.asyura2.com/0411/war62/msg/827.html
WA62 827 2004/11/09 23:44:07
投稿者: 外野

この連中って何者なんでしょうか?

GOOD NIGT!
http://www.geocities.jp/toraregulus/top.htm

GOOD NIGT! 掲示板cafe“Procope”
http://jbbs.livedoor.jp/news/854/procope.html


次の「反戦・平和アクション」の掲示板潰し(連中は”議論”をしたまで、と言っているが)もよく知っているようで、今は なだいなだ 氏の「老人党掲示板」( http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=;id=sougou )に出入りしています。

 と言う訳で、今やネットでは日常茶飯時になってしまった「プロ奴隷」=「ネット右翼」による反戦掲示板つぶしですが、組織的な関与の証拠を保持している者による情報が阿修羅♪の同じ書き込みで転載されていました。

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掲示板閉鎖についてのお知らせ
http://peaceact.jca.apc.org/about/bbsclose.html

 「反戦・平和アクション」編集委では、このたび「反戦・平和アクション」の掲示板を、「掲げてきた掲示板の目的から大きくかけ離れた」という実情から閉鎖することを決め、全投稿を過去ログに保存した上で閉鎖を実行しました。

(略)


 私たちは一度すべて過去ログに移行させ、その後の書き込みについて「反戦運動に敵対する書き込みは禁止する」とルールに明記した上で、掲示板を再開させました。
 しかし結局「議論板なのだから議論をしろ! できないなら閉鎖しろ!」などという横柄な意見がでたあげく、勝手に反動的なスレッドをたてる輩まであらわれました。「大東亜共栄圏五族協和も平和の理念だということをみとめろ!」などというものに至ってはまったく論外であり、私たちはそれを断固として認めるわけにはいきません。

 最近は原則的な対応により「荒らし」こそ減少し、「来訪者」も「対応者」も“ある程度”真摯に話し合えるようになってきました。場がコミュニティ化すると「荒らし」は戒められる、という一例です。しかし、議論は噛み合うはずもありません。そしてやはり当初の目的とかけ離れてしまったことは否めませんでした。

 さらに大問題が発覚しました。来訪者のうち何人かが現役自衛隊員だったのです。政府・防衛庁による組織的な反戦運動妨害の可能性もあることから、防衛庁に照会・抗議することさえも真剣に検討しました。
 しかし私たちは、「昨年、自衛隊員の個人サイトが相次いで閉鎖している。防衛庁上部からのプレッシャーが強く疑われている。」という情報を知っています(このことは最近出版された書籍「自衛隊の対テロ作戦」(社会批評社)にも掲載されています)。
 当然ながら自衛隊員でも言論の自由は保証されなければなりません。自衛隊員の言論を「制限」すれは、それは自衛隊員が良心にもとづき「反戦」の声をあげる機会も奪ってしまうことになります。私たちは、自衛隊員個人のサイト開設を制動する防衛庁の姿勢に強く抗議します。

 ここにこそ、反戦系サイトの脇の甘さが出ているように思います。
 「来訪者のうち何人かが現役自衛隊員」と言う事は、厳密なソーシャルハッキングでもしてない限り、IP逆探したら自衛隊関連の施設もしくは自衛隊関連の(右翼)結社から書き込まれていた例が少なくなかったと言う事実を掴んだと言う事でしょう。
 となると、それは「表現の自由」とは同一視できない「情報戦」=「サイバー戦争」ではないかと思います。
 即ち、「向こう側」は「言論の自由」を悪用して、こちら側の「言論の自由」をおしつぶそうとする悪意を持って組織的攻撃を行っているのですから、こちらはバックにいる連中*1に対して組織的な抗議なり反撃なりを行うべきです。
 

 そして、もし仮に防衛庁が、これら自衛官のアクセス情報について照会を求めてきたとしても、私たちはこれを断固として拒否します。アクセス情報は個人情報そのものであり、これを守ることはコンテンツプロバイダとしての私たちの「自殺行為」に他ならないからです。

 以上の認識から、私たちは掲示板の運営についてさらに検討しましたが、有事法制改憲に対する運動の多忙さから考え、現在の私たちの力量ではこれ以上の維持が不可能である、との結論に達したものです。

 繰り返します、この間の「反戦サイト潰し」に自衛隊関連施設が関与しているなら、それは自衛隊の一部が組織的にこのような結論を反戦サイト側にあたえるために行っているサイバー攻撃なのです。
 これは既に、「向こう側」から仕掛けられた戦争であり、書き込んでる個人云々は重要ではない問題なのです。
 個人の思想性を尊重するのは原則でしょうし、この場合も別行為での彼ら個人個人の思想性を尊重するのは重要でしょう。
 しかし、この「戦争」に限定するならば、こちら側も組織的な反撃体制を組み、反撃を行わないと一方的に反戦の意見が潰されるだけでなく、一般人に反戦に関わることへの恐怖を植え付けることになる。「向こう側」の目論見に乗せられてしまう。

 「議論・意見」板だけでなく、「情報・交流」板も閉鎖します。
 もちろん、閉鎖時点での投稿はすべて過去ログとして公開します。 →議論・意見掲示板 →情報・交流掲示
 私たちは、自らの力量不足を真摯に自己批判し、総括を今後のサイト運営に活かしていきたいと考えております。

 今後、情報・交流については、私たちのメーリングリストをご活用ください。

2002年3月23日 反戦・平和アクション編集委員会

 この結論から二年半、我々はサイバー戦争に対してどの程度の認識を得ることが出来たのか?非常に疑問を残します。

*1:この場合は防衛庁