天皇、皇太子発言を「知らなかった」?
各ニュースでは今回の文書での質疑で天皇が初めて皇太子発言の騒動を知って驚いたと言う趣旨の事が報じられてる訳ですが…
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/koushitsu/news/20041223k0000e040002000c.html より一部。
◇天皇
陛下の回答のうち、5月の皇太子さまの発言について触れた部分の要旨は次の通り。皇太子妃が1年にわたって静養を続けていることを深く案じています。皇太子、皇太子妃がさまざまな言論に耳を傾け、2人の希望を明確にした上で自分たちのより良い在り方を求めていくことになれば幸いです。
(皇太子
さまの発言は)私としても初めて聞く内容で大変驚き、「動き」という重い言葉を伴った発言であったため、国民への説明を求めましたが、その説明により、皇太子妃が公務と育児の両立だけではない、さまざまな問題を抱えていたことが明らかにされました。私も皇后も、相談を受ければいつでも力になりたいと思いつつ、東宮職という独立した一つの職を持っている皇太子夫妻の独立性を重んじてきたことが、これらのさまざまな問題に気が付くことのできない要因を作っていたのだとすれば大変残念なことでした。
これでわかる事は、天皇はテレビすら見ることを制限されているか、見る暇も無い程の多忙状況である事と、皇室と言う一つの閉鎖社会の因習やシステムが天皇夫妻と皇太子夫妻の間に壁として働き、そして彼らを人間たらしめなくしているという事ではないでしょうか。
そして、今年はその歪が皇太子の勇気ある妻を守る発言*1や天皇自身が政治的に利用されることを拒む発言*2によって世間にあからさまになった一年であると総括できるでしょう。
即ち、天皇制と言うシステムは民間での差別を肯定し・日本全体の戦争犯罪責任をごまかし・戦後のアメリカによる占領支配を隠蔽するシステムとして機能していただけではなく、天皇一族をすら不幸にしている、非人間的システムであり、
(天皇一族を含めた)我々の手により天皇制を解体するのが(天皇一族を含めた)我々を幸福にする道であると思います。
今こそ、再び、反天皇制個人共闘が始まるべき時期なのかもしれない。