自分に甘く他者に不寛容なキリスト教右派?
インド洋大津波にかかわるアラブ世界での情報。とはいえ、現地でも問題視されているようで、昨日のテレ朝のニュースのリポートでも軽く触れられていました。
Subject: [アラブの声][00288] 欧米人が津波被害孤児をセックスツアー目的で人身売買
From: Rikijiro Saito
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Date: Tue, 4 Jan 2005 18:32:11 +0900欧米人が津波被害孤児をセックスツアー目的で人身売買
先月26日に起きたスマトラ島の津波被害者の児童売買が蔓延している、と4日付のネット新聞イスラム・メモが報じた。
インドネシアの公正・開発イスラム党の幹部連は、「米国や欧州からやって来る外国人実業家たちが、孤児となった幼児たちを所謂セックスツアーに使う目的で買い入れるというおぞましい犯罪を犯している」と言明した。
これに関連して、同イスラム党所属の慈善救援活動家たちは、「外国人の商売人たちは、孤児たちの保証人になると主張して、避難キャンプから引き出し、その後自分たちの下劣な目的のために孤児たちを仕込むのだ」と語った。
一方インドネシアのバフティヤール・シャムセ社会問題相は、このような現象に遺憾の意を表明、インドネシア警察にこのような犯罪組織の取締り強化を指示、アチェ州の各社会センターに家族を失った児童たちに対してより関心を払うよう要請した。
他方ジャカルタ・ポスト紙は、ハーミド・アウワル司法・人権相が、数万人にも及ぶ孤児の密輸防止のために、スマトラ北部やアチェの空港や港湾の監視を強化するよう命令したと伝えた。
なお、2日付のギリシャのアフリヤニ紙は、「神の怒りが児童ブローカーに鉄槌」と題する報告を掲載した。それによると、同紙は、アジアのセックスツアー会社の常連客の身分を公表すれば社会的な大問題が起きると懸念する。常連客はギリシャ警察の要人であるが、有罪判決を下すには情報が不足している。
同紙によると、ギリシャ情報省のクスタス・モモツコス報道担当官は、身分が明らかにされるのを望まないギリシャ人被災者が居ると断言した。またギリシャの内外で人身売買の世界的マフィア組織の動きを指摘した。
同紙は、「著名なキリスト教聖職者の関与を示す情報を得ている。その聖職者はアジアのセックスツアーの施設を頻繁にに訪れている。津波災害で12人のギリシャ人が救命されたが、彼らはその場所も自分たちの身分も明らかにされることを望まない」と締めくくった。
http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDNews=53557アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/
欧米人や石油王などを主とする富豪やポルノ業者相手に貧困国の児童や少年少女を売買すると言う商売は90年代以前から欧米マフィアが得意とする商売であり、ソ連崩壊後にはロシアマフィア等の東側マフィアもその「競争」に加わったという事実が存在する訳ですが、
キリスト教原理主義者はその現実を歪めて捉え、想像も含めた「児童・少年少女」ポルノグラフィー全般を叩きつぶす事や「児童」*1性愛者の社会復帰を困難にするミーガン法の様な法律を制度にすることが唯一の解決策だと社会・特にメディア関係者やフェミニストを騙す事を続けています。
しかし、彼らキリスト教原理主義を主とするキリスト教聖職者などによる(主に)若年男子への強姦行為は後を絶たず、権力や富を持つ者のみが若い者への強姦行為や買春行為・そして奴隷売買を免罪され、表沙汰にされないと言う状況になっています。
こういう状況の中で、キリスト教原理主義者が音頭を取る「児童」ポルノ撲滅運動は、我々「他者」の頭の中にまで介入する愚挙であり、表現や思想の自由を奪うだけで何の解決にもならないと思います。
*1:成年直前の少年少女も法通念上は入れられてしまっている