ニッポン放送買収劇でライブドア側主任弁護士降板
弁護士が辞任した途端にフジサンケイ側が非常に元気になったのが非常に胡散臭い。と言うか臭う。
非常に疑り深い私としては、ニッポン放送の系列であるフジサンケイグループ(とそのバックにいる政治家)が弁護士に有形無形の圧力をかけつづけ、辞めざるを得ないように追い込んだ様に見えます。*1
それはともかく、この一件を見ていて、私はロシアに於ける新興財閥・ガスブロムとプーチン政権の対立劇をどうしても想起してしまう。
ガスブロムはィエリツィン時代に資源ビジネスを元手にのしあがった新興財閥で、一時はお抱えメディアを幾つも抱えた一大財閥でした。
しかし、その存在が旧ノーメンクラーツラ勢力の邪魔になり、プーチン時代にありとあらゆる権力で潰されました。
ライブドアvsニッポン放送とガスブロムvsノーメンクラーツラの対立に共通するのは、どっちもダーティだということだけではなく、(ダーティな)新興勢力を(更にダーティな)旧利権勢力が潰しにかかると言うあたりです。
こう見ていると、心情的にはライブドアに「勝って」欲しいけど、それよりは共倒れしてほしい。とも思うのです。
それと、この「事件」からの教訓は、日本は旧ソ連が無放図な「経済開放」した程度のレベルの「民主性」しか持っていない、経済は強者に一方的に強い、いびつな現状にある。と言うあたりでしょうか(^^;