郵政民営化
結局、「首相裁定」という名の八百長*1で政府案が決まる。
反対している与党の一部が折れ易いように巧妙に「落としどころ」が作ってある。
こんな密室政治で日本が世界に誇る郵便ネットワークが破壊され、数百兆円とも言われる郵貯の資産が訳のわからん有象無象に売り払われるかと思うと、腹立たしい。
国鉄や電電公社の民営化の結果、何が起きているか*2を考え、その延長線上に雇用の不安定化という社会への多大な悪影響があることを考えると、
たとい小泉内閣が確信犯だとしても歴史から何も学んでいない。と怒りが湧くのみである。
本気で郵政民営化を世に問うならば、国会を解散する位の事をやり、世に是非を問うべきではないか…と言いたくもなるが、死票が非常に多く、民意が反映されてるとは到底言い難いいまの選挙制度の下では解散総選挙はいいことなのか悪いことなのか判断に迷うことも私の心情である。