練馬大根ブラザーズ
久し振りにナベシン監督ノリノリの作品の様だったので、期待しつつ観ました*1
いい意味で期待を裏切られた…と言うか、ツボに入りました。
「エクセル・サーガ」の「やりすぎ」*2の冒頭の時のようなベタなミュージカルが進むのかと思ったら、ノリノリのR&Bミュージカルな上に、扱ってるネタが露骨にアブナイ(苦笑)
最初から芸能界で美少年好きで同姓愛でブラックマネーな人*3や某サラ金をネタにしておちょくるどころかついでに濃いギャグにしてしまってる(゜゜;)
それでいてギャグの濃さや露骨さが観ていて不快だとか引いてしまうとかいう感じにならずにミュージカルの特性や声優の演技で娯楽に転換してしまってる…演出の勝利と言う感じでした。
何回も笑い死なせて頂きました。
萌えもギャルゲーもBLもやおいも、アニメの要素としてはどうでもいい…この計算し尽くされた風刺と馬鹿に勝てるアニメは今の日本ではもはやないと思う。*4
世界でも、トレイ&マットの「サウスパーク」の辛辣なギャグの回位しか勝てる作品はないんじゃないだろうか…今の地上波の状況下で何処までこの辛辣な風刺とエグさをベースにしたエンターティメントを貫けるか見物です。