月よお前が悪いから…のアーカイブ

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ドラマ「神はサイコロを振らない」(少しネタばれします)

近未来仮想戦記を書くことが多かった大石英司氏の渾身の一作が、初めて映像化されました。
原作はSFテイストをベースに、1994年の夏に消滅したYS-11旅客機が10年後にタイムスリップ、そして三日後に「時間の因果律」によって元の時空へと引き戻される…事故当事者と家族たちが「残された三日間」の重要性に気づき一生懸命駆け抜ける、人情ドラマとミステリー(あれ?)なのですが、ドラマの掴みは相当アレンジが入っています。*1
まぁ、コメディパートが滑っていたかな…と言うのが最大の不満ですかね(´Д`)y-~~*2
ドラマ版では残された時間は9日間のようですが、それ自体にはあまり不満はないです。
どちらかというと、登場人物が残された時間を必死に「生き直す」姿を何処までドラマで表現できるかが重要かな。と思います。

原作は文庫でも出ているので*3、興味のあるかたは是非御一読を。

*1:作者がblogでぼやいていたけど、JALYS-11を貸さなかった。とか、海自がUS-1救難機を貸し出さなかった。とか言う辺りも問題ではありますが…

*2:それ故か、2ちゃんのスレでは怒りを表現していた人が多かったような(^^;

*3:中央公論新社