月よお前が悪いから…のアーカイブ

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真の治安対策とは?

続き。
何かというと社会不安が煽られて治安強化だ警察に予算を増やすだなんだと威勢のいいことが叫ばれますが、全く以て外れてるとしかいいようがない。
今確かに現場に立つ巡査レベルの警察官が不足しているように見えますが、その原因は警備・公安に予算の殆どが行ってしまう事が最大の原因であり、警察機構自体を一旦解体して作りなおす位の大胆な事をしないとこの問題は解決しない。
しかも問題にすべきは警察官がいれば安心なのか?監視カメラがあれば安心なのか?道徳で愛国心を学ばせれば安心なのか?いずれも違うだろうと言う事です。

今の「犯罪」*1は、人間の孤立や将来や現在への不安が引き起こす物が非常に大きいと思う。

平たくいえば、今の経済モデルや産業モデルや政治構造が「犯罪」を増やしているのではないでしょうか。
そういう側面から見ると、今の「改革」は殆どの面に於いて社会不安を増幅するものであり、方向として間違っていることが自明だと思います。

転換期にあるからこそ、不安は拡大するし、そこに付け込んで利権をすする輩が続出する*2
ならば、不安を解消し、希望と目の前の食い扶持を保証することが最重要では無いかと思います。

この状況が後数年続くようならば、階級間格差が明確になり、取り返しの付かないラインまで固定化する方向につっ走ってしまう可能性が高いと思う。
それはそれでカール・マルクスが「予言」した高度資本主義社会に於ける共産主義革命理論の必要条件が全て成立してしまい、マルクスの「予言」がどの程度正確だったのか検証されるような長い泥沼の闘争の時代へと突入することになる訳で、個人的には面白いとは思いますが、そこで血を流す事であがなえるような社会に変わるかというと微妙なところだと思う。

取り返しが付くのは今のうちであり、誰もが「勝ち組」になろうだ株で荒稼ぎしようだ天下って利権をすすろうだなんて馬鹿な事は即座に止めて「下からの・労働者や貧乏人の視点に立った改革」を我々自身が行う以外に、泥沼の時代は防げないのでは無いか。などと思ってしまうのですが(´Д`)y-~~

*1:昔だったら警察どころか世間が相手にしないような事件まで犯罪扱いされている気が非常にするので鈎括弧つき

*2:例えば、何でも「改革」「民営化」と叫んでいれば自然にお金が転がりこんでくる猪瀬直樹とか:P