月よお前が悪いから…のアーカイブ

http://d.hatena.ne.jp/artane/ がサーバの関係で消えるようなので、アーカイブします。基本更新しません。

最近の八百屋・スーパーの野菜売場

非常に面白い物が店頭にならんでいます。

例えば、生わらび・こごみのような調理前の山菜から行者ニンニクやひろっこ(あさつき)のような特定の地方でしか流通していなかったはずの物まで、良く見ると非常に個性的な野菜が並んでいまして、産地や作物がマイナーだと予想外に安いのでついついかってしまう…*1

昔(行者ニンニクやひろっこの産地である…行者ニンニクは北海道が本場なのですが…)東北にいたときですら、季節になって限定的に一部の店に入るか、集団購入で試験的に売られるか。と言うレベルだった物が平気で特筆もされずに首都圏の片隅の八百屋や野菜売場に並んでいるのは隔世の感すらおぼえます。

農家や地域農協が、地方の切り捨てと「農協解体」「農業の企業への委託推進」*2の動きの中で生き残るために必死になっているのだと実感させられています…

しかし、首都圏の消費者は怠け者というか、ワラビを売っていた八百屋さんでは売れなかったワラビをわざわざ灰汁抜きして同じ値段で売っています…確かにワラビなんかの場合、下拵えに鍋一個を占有する時間はかかりますが、自前でやるのはそんなに難しくないし*3、数こなせば「おいしいタイミング」で食べられるようになるので損しないと思うんですけどねぇ(´・ω・`)

*1:とうとう、九州産のワラビ一束198円とか行く所まで行ってるような…

*2:これについては東北に行ったときに受けたレクチャーの概要を http://d.hatena.ne.jp/artane/20051023#p1 に載せていますので御参考までに

*3:インターネットで検索すれば一瞬で調理法飲み込めるレベル…ゆだったお湯にワラビ突っ込んで多少煮えたら重層か灰を突っ込んで少し沸かして火を止めて半日〜一日放置してアクが抜けた所で水洗いすればいいだけです…