パラノな奴ほど手に負えない物は無い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060630-00000135-mai-soci *1
＜体育着替え＞公立小学校の６割強で男女同室 文科省調査
全国の公立小学校の６割強で体育のための着替えを男女同室で行っていることが、文部科学省が行った「学校における男女の扱い等に関する調査」で分かった。調査では男女同室での宿泊など一部に問題があることも分かり、同省は３０日、「児童生徒に羞恥（しゅうち）心や戸惑いを感じさせる恐れが大きい」として都道府県・政令市教委に対し、是正を求める通知を出した。
調査は、「学校に行き過ぎた男女平等の考え方がある」との保護者らの指摘を受けて初めて行った。
全国の公立の幼稚園、小中高校など共学の約４万４０００校が対象で、男女同室での宿泊や身体検査など７項目にわたって０５年度の実態を調べた。体育時の着替えを男女同室で行っているのは小学校では６２．９７％、中学校の７．４９％、高校の１．１２％。林間学校やキャンプなどで男女同室での宿泊は小学校の１．５５％、中学校は２校で、高校はゼロ。
身体検査を同室で行ったのは小学校の１６．４％で、５年生以上や中高はなかった。男女同室で水泳の着替えをしていたのは小学校の低学年を中心に４５．２６％で、中高はゼロだった。また、運動会や体育祭で男女混合の騎馬戦を行ったのは小学校の４．２８％、中学は２９校、高校は２校あった。
文科省は「着替えは男女別室が基本。空き教室を使ったり、なければついたてやカーテンで仕切るなどの配慮を求めたい。男女混合の騎馬戦も身体接触を不快に思う児童生徒がいるなら、教育上必要はない」と話している。【長尾真輔】
（毎日新聞） - 6月30日20時55分更新
「行きすぎた男女平等教育の弊害が…」とか言うカルト宗教（＝統一協会など）の言い分にだまされる人がいると思いますが、
実際には、このような事態になった原因は学校に更衣室が無い・もしくは少ししかない学校が多いからであって、男女平等とかジェンダーフリー*2の悪弊云々以前の問題が存在するからこういう結果になるのです。
この「金持優遇社会」に於いては、財源不足から公教育関係の予算を泣く泣く切り捨てる自治体が多くなっています*3。
その上、変な・戦前回帰のようなイデオロギー教育だけには熱心な自治体*4が好く泣く泣く、「式典でどのくらいの人数が・誰が国歌斉唱の時に起立したか・歌ったか」等という無意味きわまりない調査にはどんどん人材や予算を回している。
「ジェンダーフリー」攻撃自体が一種の思想教育ですが、思想教育にばかりお金や人材をかけ、設備や基礎知識や市民権などの教育はおざなりにされつつある公教育の未来は考えれば考える程暗くなる物があるのですが…。
