小泉元総理が抱える最大の?マスコミタブー…「小泉世襲」の背景
d:id:artane:20060829#1156862301 「■加藤紘一氏宅へのテロ実行犯、二週間してやっと逮捕」関連。
もう、三年前のネタがきっかけではありますが、小泉元総理とその地盤である横須賀市が歴史的に抱えている問題について非常によくまとまった文章がもうすぐある横須賀市長選に絡んで昨日CMLに投稿されたので転記しておきます。
※インデントなどはArtane.による
※以下に解説
http://list.jca.apc.org/public/cml/2009-June/000401.html*■ 小泉純一郎元首相と横須賀と「やくざ」 (その2)*
小泉純一郎元首相の選挙地盤である神奈川県横 須賀市は戦後日本の支配構造がはっきりわかる「支配構造の縮図」の町だと思います。
ひとつは、町の経済が軍事基地に過度に依存する「いびつな経済構造」となっている点です。
戦前は日本海軍の重要な軍港であり戦後は米第七艦隊の旗艦原子力空母「ジョージ・ワシントン」の母港となっています。米軍基地の経済的な恩恵を何らかの形で受けている住民が多いのです。
米軍の世界軍事支配戦略の要に位置付られた横須賀は、横須賀市民の意思とは関係なく、米国政府とその意向を忠実に守る日本政府の意思決定に従わざるを得ない状態が続いているのです。第二に、横須賀には稲川会という山口組に次ぐ規模を持つ「やくざ」の本部があり、地域の裏経済を支配している点です。
「横須賀では、政治家ならウチと繋がっていないと、何一つ出来ませんよ」と稲川会幹部が言っているように、「票の取りまとめ」、「買収工作」、「裏金作り」、「反対派への恫喝」などで「やくざ」は「政治家」に恩を売り、見返りに、「政治家」は組員が逮捕された場合の実刑の軽減、風俗店許認可への便宜供与、マネーロンダリングのお目こぼし、大型土地買収案件の仲介斡旋などの便宜を「やくざ」に提供するのです。
「政治家」と「やくざ」との持ちつ持たれつの根深い関係が続いているのです。第三に、小泉純一郎元首相が次期衆議院選挙に立候補せず二男の小泉新次郎氏を後任に指名したように、また小泉純一郎氏が「大先生」と呼ぶ元稲川会組員のやくざで小泉純一郎氏の連続11回当選の立役者である竹内清氏(元神奈川県議会議長)が長男の竹内英明氏(自民党神奈川県連幹事長)を後任にしているように、横須賀で長年築いてきた地盤・看板・金庫を身内に世襲し利権を継承するシステムが築かれている点です。
第四に、小泉純一郎元首相と竹内清氏と稲川会との関係などマスコミはとうに知っているにもかかわらず一切報道しない事実です。
マスコミは自らタブーを作り、どんな不正や不正義が行われていても沈黙しています。国民に真実を伝えるというジャーナリズム本来の役割を放棄、権力の御用新聞に成り下がっているのです。
横須賀の地域を支配している下記の勢力やシステムは、戦後の日本の全体を現在まで支配してきた勢力とシステムと全く同じだということがわかります。
① 自民党利権政治家
② 米国政府と駐留米軍
③ 米国政府に忠実に従う歴代の自民党政権
④ やくざ
⑤ 政治家利権の世襲システム
⑥ マスコミの御用新聞化日本の「民主主義」と「主権在民」は、まず横須賀の地で実現することこそ必要です。
(終わり)