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そういう中で、労働の現場から疎外された男性の大多数は、左翼の戦線に組み込める状態であったにもかかわらず、その戦線からも疎外されていった。
また、最近になってやっと統計が取られ始めた男性のDV被害やモラハラ被害・ストーカー被害というのも実は根強くあったんだけど、しかし、その受け口である行政や市民団体では訴えても認知自体がされずに来たのが現実で、そこには行政組織に食い込んでいる女性運動側の「被害者は常に女性であり、女性が加害者になることはあってはならない」と言う偏見というか先入観や、お役所の「相談対象は女性のみ」と言う硬直したシステムが災いして、男性の側の被害申し立てや相談というのはなかなか受付すらさせてもらえず門前払いさせられていた。