今日の読書
- フェミニズムセックスマシーン(砂)：ある意味、読み終えるのが辛かった単行本です。
表題のシリーズは一昔前に流行った淫乱少女物のマンガとフェミニズムの「性の商品化」と言う問題提起に対しての作者なりの回答なんだろうけど、読んだ後の荒涼とした感覚…草一つない砂漠の真ん中に突然置いていかれたかのような…は何だろうと思うと正直辛いです。
「輪姦こそ女のロマン」と口憚らない女子高生が男に感化されて「手を繋ぐ方が恥ずかしい」と安息の地を手に入れる一作が非常に救いに思える単行本でした。
- 機会不平等（斎藤貴男）[文庫判]：やっと読了しました。
あらゆる物が商品化され、統制されていく現場をルポし、政財界や官庁のエリートへのインタビューを交えていく手法で日本でおそるべき事…エリートの家系は永久にエリート、平民は永久にエリートに支配される側から這い上がれずに足を引っ張り合う状況…が着々と進んでいることを地道な取材の積み重ねで証明していくと言う、非常に貴重かつ怒りをよびさましてくれる本です。
私のblogを読むような人(^^;は、必読。
