月よお前が悪いから…のアーカイブ

http://d.hatena.ne.jp/artane/ がサーバの関係で消えるようなので、アーカイブします。基本更新しません。

自慰史観の中山文科大臣、お茶目な発言

http://www.asahi.com/politics/update/1127/004.html

慰安婦とか言葉減り良かった」 教科書巡り文科相発言

 中山文部科学相は27日、大分県別府市で開かれたタウンミーティングに出席し、歴史教科書について「極めて自虐的で、やっと最近、いわゆる従軍慰安婦とか強制連行とかいった言葉が減ってきたのは本当に良かった」と述べ、過去の歴史教科書を批判した。文科相の諮問機関が現在、06年度から使用する中学校の教科書の検定作業を進めている。

 文科相は、歴史教科書から強制連行などの記述の削除を求める運動をしている自民党有志の「日本の前途と歴史教育を考える会」の座長を自ら務めていたと紹介したうえで、「日本の教科書は、政治家が悪いんだと思うが、極めて自虐的な『日本は悪いことばっかしてきた』というもので満ち満ちていた時があった。これは何とか直さないといかんということでやってきた」と説明。

 さらに「どの国の歴史にも光と影はある。悪かったことは反省しないといけないが、すべて悪かったという自虐史観にたって教育だけはしてはいけない。これからの日本を生きる子供たちに、自分たちの民族や歴史に誇りを持って生きていけるような教育をすることが大事だ」と述べた。

 その後の記者会見では「大臣になる前に座長だった立場から感じたことを述べた」と説明。「今回、文科相になりましたから別の見方をしなきゃいかんのかな、中立的に見ていかないといけないかなと思っている」と述べた。

 タウンミーティングではまた、男女の性差に言及する中で、男女別でなく五十音順に並べる男女混合名簿に触れ、「小さい頃から男も女も同じだということだと、どういうことになんのかなと思う」と疑問を示した。記者会見では「良い、悪いというのは思わないが、例えば身体検査の時に、小学校高学年になって同じ所で裸になるのはいやだという声も聞こえる。十分注意していかなくてはならない」と述べた。 (11/27 21:12)

 さて、この手のお話も飽きてきましたが、最初に「自虐」云々本音を言って置いて「これからは中立に見ていかないといけないかな」って凄く無責任。つか、大臣としては輕口過ぎ。
 こういう人が政治家とか社長とか知事とか「偉い人」に増えてるから、社会全体で言葉が軽くなってるのではないかな。とも思う。
 後、性差云々ですけど、完全に脳内世界でパージに走っていますね。最近の小学生は成長が早いしそれなりの知識もありますから、「同じ所で裸になる」って言うのは、完全にその担当者の手落ちなり無思慮の結果なりでしょう(-.-)
 そもそも、攻撃に晒されている「ジェンダーフリー」とは「生物学的な性差を認めた上で社会的な性差に基づく差別意識を薄めてましな社会にしていこう」と言う試みであって*1、その辺りが原理主義*2の癪に触るから権力で芽のうちに潰そうと言う事なんでしょうね。
 あー、やだやだ。

*1:よくよく考えて見ると、援交とかも社会的な性差から生まれている所がある…若い女性は「売れる」からいっちょ荒稼ぎしてやろう。みたいな…

*2:何の?って、原理ですよ、原理。統一協会とかあーいう類の。