立川反戦ビラ、検察控訴、「戦場」は東京高裁へ。
amlより。
<転載歓迎。重複失礼します>
すみたに@反戦ビラ弾圧救援会・福岡です。
本日(12月24日)、東京地方検察庁は立川反戦ビラ入れ裁判の一審無罪判決を受けての控訴を決定しました。
救援会は下記のような抗議声明を出しています。今のところ、ネットで見られる報道は下記の通りです。(記者の目は控訴前の記事ですが。)
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カンパ振込先(郵便振替)
口座番号 00180−6−685103
口座名 立川反戦ビラ弾圧救援会
http://www4.ocn.ne.jp/~tentmura/index.htm
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◆反戦ビラ弾圧救援会・福岡
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi/kyouiku/tento.htm
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反戦ビラ裁判で検察側が控訴(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/knews/news/2004/12/24/t20041224000164.htmlビラ配り無罪判決で控訴 東京地検八王子支部(熊本日日新聞・四国新聞)
http://kumanichi.com/news/kyodo/social/200412/20041224000296.htm
http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20041224000324記者の目:イラク派遣反対ビラ配布1審無罪 五味香織(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20041224k0000m070111000c.html
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立川反戦ビラ入れ裁判・一審無罪判決を受けての検察の控訴を糾弾する声明
12月24日、東京地方検察庁は立川反戦ビラ入れ裁判の一審無罪判決を受けての控訴を決定した。多くの「控訴反対」の声を無視して強行されたこの暴挙を私たちは怒りをもって糾弾する。
立川自衛隊監視テント村に対するこの不当弾圧は、イラク派兵国家日本の銃後社会を作り上げるべく強行された政治弾圧であった。八王子地裁は「無罪」という当然の判決を下し、自衛官に対する政治的表現の自由を抑圧した公安警察・検察を断罪した。
日本政府が行うべきは、「控訴」という形で被弾圧者を再び不安定な位置に留め置くことではなく、被弾圧者の75日間の勾留とテント村メンバーに対する家宅捜索に対する謝罪と賠償である。
2003年3月のイラク戦争以降全面化した反戦運動への弾圧をこれ以上許してはならない。私たちは全国の仲間とともに、控訴審での闘いを全力で進めていく。
検察は控訴を取り下げろ!
反戦ビラ入れ裁判に勝利するぞ!12月24日
立川反戦ビラ弾圧救援会
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SUMITANI Noboru◆東京都・国立市の教育 (国立の教育を守る市民連絡会)
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi◆反戦ビラ弾圧救援会・福岡
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi/kyouiku/tento.htm◆スペースF
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/spacef/
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この事件の最大の問題は、政治的な(具体的には反政府的な意見の記された)ビラを入れた所が自衛隊の官舎のポストだった事を口実に、ビラを作成した人・配布した人を逮捕・拘束し、長期間に渡って解放しなかった事にあります。
エロビラでもそういう事態はあるのではないか。ビラを勝手に配ったのだから処罰は当然だと言う意見はあるでしょう。
でも、ビラ一枚まけない社会・ビラの内容をこまごまと「お上」が審査して処罰を加え、人の生き死にまで左右する*1社会が果して「自由で民主的で安全な」社会でしょうか?
スターリンやブレージネフの時代のソ連や毛沢東以降の中国と何ら変わりはないのではないでしょうか。
そう、
我々は度重なる凶暴な事件から「安全」に安心を求めるけど、今進行しているそれは「牢獄の中の自由無き安全」に過ぎないと思う。
*1:被告の一人は公務員だったので、禁固刑以上では解雇されていた