月よお前が悪いから…のアーカイブ

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今年をわずかだけ振り返る

 今年は、災害の年であったと同時に、公権力が民間に対して余計な事を露骨に押しつけた一年でしょう。
 動きとしては2003年からあったんだけど、首都圏の首長会議なる物が開かれ、石原・上田・松沢の三首長と中田・阿部と言う横浜・川崎の市長がタッグを組んで、自分達の独りよがりの道徳観や世界観、そして利権を自分達の権力で押しつけた。
 結果、子供は夜歩き出来なくなりエロ漫画はコンビニで流通しにくくなって沢山の雑誌が消滅し、盛り場からは閑古鳥が鳴き、「正しい」考えを実行しない者は悪だとされつつある。
 反面、小泉に代表される連中と腰巾着は国鉄民営化の時と同じ手法で、自分達の権力維持の基盤である「道路」のコストだけを民間に押しつけ、権力を維持するような道路公団民営化に奔走したり、労働者の切捨てと酷使の極限モデルとなり・数百兆とも言われる国家財産を詐取する郵政民営化を推し進めようとしている。
 そして、かれらは総じて国防やパワーバランスの維持の領域を越え、アメリカに奉仕する形での軍事改編を行い*1、国の旗と歌を崇め・国に服従することを「唯一正しい愛国心」だとして強制することで人々から理性を奪おうとしている。

*1:財務省の主計官に代表される政治側はRMAを主張したようだが、それが民生奉仕や敵味方入り乱れる形の実戦ではそれほど役に立たないのはアメリカのイラク侵略で明らかになっている