月よお前が悪いから…のアーカイブ

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靖國神社に今も追加される「戦死者」

 軍事研究家・神浦氏のサイトの「 防衛庁 守屋事務次官が近く訪中 (産経 3月8日 朝刊)」を評論した記述から。

 日本は中国に関して、もっと深い読みと対応が必要である。靖国問題東シナ海の油田開発の問題などは、日中関係全般から見ればごく一時の一部でしかない。これは政治や外交で片づく問題なのに、日本政府の対応のまずさを中国に突かれているだけだ。(私は毎年、水死した同期生13人に会うため、靖国神社に参拝している)

 神浦氏が自衛隊の少年工科学校出身*1の方であるという事を考えると、「水死した同期」とは殉職した自衛官の事でしょう。
 戦争国家の精神的・政治的支柱であり、大東亜戦争の象徴として全ての「日本人」戦死者を祀った靖国神社の政治的目的は今でも「殉職した自衛官」をも祀っている事によって維持されている事にはなりませんかね?

 自衛官に「戦死・殉職しても靖国に祀られて神様になるんだから安心して戦死しろ」と自衛隊の上層部や好戦的な政治家・役人などは思っていてもおかしくない訳で、
このことはA級戦犯が合祀されていることと同じくらい、否、自衛隊員の宗教的自由を奪うということを含めればさらに重大な問題ではないでしょうか。

*1:ただし、中退らしい