選挙／本当の「争点」とは？（覚書）
さて、選挙の投票も近付いてきたので、明日辺り不在者投票を済ませておこうと思います。*1
今回の衆議院選挙は「郵政民営化が争点だ」と政権党である自民・公明もマスコミも強調して宣伝しているけど*2、事はそんなにシンプルなのだろうか？
小泉政権になる前の「失われた十年」から、我々は貧困に追いやられ、金持は更に金持になり、軍隊は済し崩しで実線前提で外国に出るのが当り前になり、一方的な考えしかない世の中になったような感覚が支配している。
もっと言うならば日本はアメリカのしもべとなり、他の諸国との関係は悪化し、地方は更に疲労困憊し、政権の脅威になるというだけで有能な多くの人間がパージされ、中央のキャリア官僚の主流組の既得権益は更に強化された。
結果「自民党を壊す」筈の小泉は、日本自体を破壊してしまった 。
ここまでつらつらと書いただけでも争点は沢山ある。郵政だけが争点だなんてとんでもない。
この選挙は、日本の大きな転換点のきっかけになる選挙になると思う。大げさにいうなら、貧者と富者・民衆とファシストの階級闘争の開始点になる意味で、単なる選挙の枠を越えた何かになる気がする。
我々は、その点を弁えて投票権を行使した方がいいと思う。
この十年に不満がある人は民主でも社民でも共産でも新党大地でもいいので、自分が最も信頼できて現在の政権の力を削ぐ政党に投票してほしい。*3
