月よお前が悪いから…のアーカイブ

http://d.hatena.ne.jp/artane/ がサーバの関係で消えるようなので、アーカイブします。基本更新しません。

どんどん本音を語って怒りの炎が静かに拡がることにすら気がつかぬ傲慢な者どもよ

柳沢厚生労働大臣、又本音をポロリしちゃいましたね(苦笑)

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070220k0000m010125000c.html

柳沢厚労相:議事録からの削除求める考え 工場労働発言

柳沢伯夫厚生労働相は、15日の参院厚生労働委員会で、工場労働を「労働時間だけが売り物です、というようなところ」などと表現していたが、19日の衆院予算委員会で、議事録からの削除を求める考えを表明した。

川内博史氏(民主)が「現場の努力が製造業の世界進出の原動力だ。時間だけが売り物ではない」と撤回を求めたのに対して、厚労相は「発言全体を見れば誤解が生じるとは思わないが、『だけ』という言葉はある人々を傷つけるのではないか。せっかくの指摘なので相談したい」と述べた。

これに関連し、共産党市田忠義書記局長は厚労相の国語力の問題ではなく、人間観が問われている。単なる失言ではない」と批判した。

毎日新聞 2007年2月19日 23時26分 (最終更新時間 2月20日 0時24分)

まぁ、柳沢厚労相をはじめとする、「彼ら」はこういう考えと言うか倫理観で動いているんだろうな。と言うのは id:artane:20070206:1170777102 あたりで、「女性は産む機械」発言から見える、柳沢厚労相やそれを擁護する安倍内閣の面子の思考回路や外部とのつながりを推測してみて、この手の「失言」が起きるのは想定はしていましたが、いざ、又「失言」して、その背景の思考回路というか倫理観がここまで当たってしまっていると、笑えないというか、逆に笑うしかやりようがないというか。

実際、この件で一番問題なのは「議事録から消すことで無かったことにする」事でしょう。

それに比べれば、柳沢大臣「失言」は、労働者、特にワーキングプアや老人、子育てしたくても環境が無くて子供を産むのを諦めざるを得ない人々などの下々の者が現状にたいして持っている不満=怒りの炎に燃料を注ぎつづけている分、ましなような気がします。*1

そういう意味では民主党の川内議員の行っている「野党的」な態度は、実は柳沢厚労相やそのバックに控える経団連、そして安倍内閣を擁護し、彼らに媚びと言うか「貸し」を作っているようなもので、「なにをばかなこと抜かしているんだ、あんたら民主党も所詮、安倍内閣とグルっつー事かヽ(`Д´)」という風に民主党の事をさらに白眼視するしかないわけです。

さて、横道に逸れましたが(^^;、我々がどのような状況にあり、どのような扱いを受けているか、そして我々の「苦労」は報われているのか。

そして、それに対して、いい加減、次の世代に対する責任も含めて「落とし前」を付けるべく、傲慢な政財界の連中に楔を打ち込む程度の事は始めても罰はあたらないと思いますが。

確かに、我々は日々の仕事や課せられていることをこなすのに、毎日朝早くから夜中までやらなければいけなくなっている。仕事などに対する「責任感」が強いのもわかる。

でも、いい加減そういう所で留まるのはやめにしましょうよ。我々は、もう少しお気楽かつ人間らしい生き方を始めてもいいんじゃないでしょうか。
そうするためには、まずは非暴力のストライキサボタージュなどを通じて、「自分や家族、恋人などのための時間をきちんと確保できる程度に暇と金をよこせ。自己管理とか抜かすならば、暇が作れる程度の仕事量にしてくれ。
それでお客からの注文をこなせないのならもっと正社員を沢山取れよ」と経営者や財界・政治家などに刃を突きつける程度のことはしていかないとイカ
でしょうね。(´Д`)y-~

まぁ、我々は小さい頃から徹底して権利や人権の概念を歪めつづけられてきた…学校からだけでなく、地域社会からも…その関係で、会社に入って簡単に「洗脳」させられてしまうんでしょうけど、もう、いい加減そういう悪循環はやめにしましょうよ。
子供たちが同じ・下手すれば何倍も酷い蟻地獄にはめられる「現実」からいい加減、目を逸すのはやめましょうよ。

「隗より始めよ」って金言では無いけど、我らが今、自分でできることから始め、それを近くの人たちと一緒にまとまって動くにはどうすればいいか話合い、実際の行動に移さなければ、だれが状況を良くするのでしょうか?

この問題は、「未来に対する我々の責任」でもあることをお忘れ無く。

*1:蛇足ですが、柳沢厚労相は又、ホワイトカラーエグゼンプションなどの労働法規の改悪を(財界の意向を受けて)先頭切ってやっている張本人でもある訳ですが。