月よお前が悪いから…のアーカイブ

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彼ら新自由主義者新保守主義者から見れば、「自分が区や国を動かしているのだから、自分や自分を支えてくれてきた企業が(区や国の事業で)儲けるのは当たり前で、いやしくも我々は区民・国民に選挙で選ばれて全権を委任されたのであるから何が悪い?批判するものや不正であると追及するものは、我々の改革を妨害する抵抗勢力であるのだから、区民や国民になりかわって成敗排除するのもあたりまえだ

彼らの胸の内は実はこんなところなんじゃないかと思います。

中曽根康弘元総理大臣が行った「改革」の多くで汚職が発生し・そして当人もその渦中で利便供与を繰り返し受けたと言われながら政治力を使ってその不正追及を逃れつづけてると言うこの25年余りの日本の歴史を振り返ると、このような悪どいやり口は、実は小泉竹中になって一気に盛り上がったのではなくて、中曽根が戦後教育の見直しとしての臨教審や経済政策の「改革」の為に開設された土光臨調を契機に一般化した「懇談会」「諮問会議」という名の政治の意思決定を立法や政治の*1介在しない所で行った上で、既成事実化してゴリ押しするやりかたにその始まりが見られて、そしてあの時も国鉄民営化と言う形で国労という「抵抗勢力」を葬り去る為にあらゆる手練手管とマスコミへの工作が行われた…当然、この国労バッシングは国労だけではなく多くの労働現場・教育現場で「抵抗勢力」が力をつけることを妨害するための「空気」づくりの側面も強かった…事を振り返ると、どうもこういう考え方になってしまう。

*1:そして、場合によっては当の行政ですら与り知らないような