神奈川県青少年保護条例改訂の危険な方向性
この条例改定案と言うのは未だに方向性に関する文書すら公に出されていないため、青少年問題協議会や児童福祉審議会の議事録からどういう物であるのか推察するしか無い状況であるのですが、今公示されている最新の児童福祉協議会の議事録である9/2づけの議事録( http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/seisyonen/jihukusin/bunkazai/kiroku/index21-9.htm )などを読む限りだと、以下のような内容が盛り込まれる模様です。
- 青少年の夜間外出の禁止について、現行の青少年のみでの外出に限らず、親などが同伴した場合であっても罰金*1を親に課す。
- ネットカフェやカラオケルームなどの個室を有する飲食店への青少年の立ち入りを禁ずる。
- 罰則の重罰化を主軸に置いた処罰バランスの見直し
- 行政処分の「効果的」な導入
- ネット閲覧時のフィルタリングの解除を行わないような保護者への啓発や理由書提出の準義務化を条文に盛り込む
特に問題になるのは、既に条例に盛り込まれている「青少年の夜間外出の禁止」及び、新規に盛り込まれるフィルタリングの準義務化ではないかと思います。