(まえがき及び前提条件の定義)
- 御意見及びその理由
昨年3月11日に起こった東日本大震災とその後の福島第一原発のメルトダウン事故は、広い範囲を居住不可能にするなど、未だ甚大な被害を拡大させている。
90〜00年代に於いて、地球温暖化が喧伝され、その対策として原子力しか無いという「空気」が醸成され、その他のエネルギ開発が非常におざなりにされてきた事が否めず、また、原発を管理する電力会社が過度の利益市場主義に邁進しており、それらの必然的な結果として福島第一原発の事故があったものと私は考える。
その上で、これ以上の国土と水産・農産資源の損失を抑えるには、原子力からの全面撤退と廃炉等への資源集中に方針転換する必要性が非常に大きくなっている。