今日の図書室
「愛人」5巻(ISBN:4592133552):
昨日買いました。
かなりの改稿が入ったとの話だったのでラブラブ調に変更するとか主人公「あい」の死を美化するなどのかなり萎える改稿かと思いましたが、そこは流石作者たちが全力でぶつかった作品への結論だけあって十分読みごたえあります。*1
基本的には連載時内容のテーマを深化させているのですが、最後の結論が少し変わっていて、「人間の英知が苦難を克服しつつある」のではなく「苦難の中で淡々と力強く生き続ける」風になっているのには混乱しましたが、それはそれでいいのではないかと思いました。*2
とにかく「人間と生への讃歌」を青臭くなる寸前で上手く寸止めしてるので生きるのが辛い人は泣けて来ると思う…