「拉致問題」を口実に大日本帝国の再興を夢見る妖怪共
今、「TVタックル」を見ていたのですが、拉致問題を解決するためにスパイ防止法や自衛隊の遠征軍化が不可欠だと声高に叫ぶ議員*1や学者がいて、
こういう人達は「拉致事件」なる未だ実態のはっきりしない事件の「被害者」の情に付け込んで大日本帝国のような窮屈な国家を作ろうとしているのだ。と改めて思いました。
そもそも、「拉致問題」がここまでこじれたのは北朝鮮国内の混乱状況が大前提としてありますが、それ以上に「一時帰国」してきた人々を「逆拉致」して日本に「定住」させた小泉政権の大失策があるのではないでしょうか。
経済的・政治的に混乱していて一枚岩ではない北朝鮮に於いて、折角「拉致」を認める所まで持ち込んで、事務的に粛々と事実の究明*2や拉致された人の恒久的な帰国に持ち込める所までこぎつけたにも拘らず、
日本政府は「逆拉致」と言う強硬手段で北朝鮮の対日強硬派を勢い付け、それまでの地道な事務折衝をないがしろにして、未だ泥沼状態から抜けられないほどのダメージを拉致問題にもたらしている。
このときから、厳しい言いかたをすれば大東亜戦争を再び起こせる国家を作るために北朝鮮と日本の問題を利用し、「拉致被害者」の家族を利用する狡賢い狐が跳梁跋扈するようになったのではないでしょうか。
我々は狭い目で見てはならない。さもなくば狡賢い狐に破滅の道に連れていかれる。