月よお前が悪いから…のアーカイブ

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モスクワから世界を見つめる人が日本の体外戦略を糾す


愛読している「ロシア政治経済ジャーナルメルマガ」より。

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       ロシア政治経済ジャーナル No.339

                         2005/9/9号

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(広告に付き略)

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★新規購読者の皆様へ!
はじめまして!RPE発行者北野です。RPEのモットーは、
1、わけのわからない世界情勢を世界一わかりやすく解説する。
2、でも、きれいごとは一切言わない。です。
世界の裏側で起こっていることを、あなただけにこっそりお教えします。
これは、国連・世銀・外務省・政治家・ファンド・社長さん軍団・大企業幹部・
起業家等々が内緒で読んでいる、秘伝のメルマガです。
友人知人には、このメルマガのこと絶対秘密にしておいてください。
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(略)

アメリカは、日ごとに衰退してきており、どこで没落するか誰にもわ
からない状況です。

かつて橋本さんと田中真紀子さんが、中国とのパイプを作っていた。

(森さん・鈴木宗雄氏がロシアとのパイプを作っていた。)

日本は中ロとのパイプを復活させる必要があります。

このパイプの使命は、どんな状況になっても対応できる基盤を作っ
ておくこと。

アメリカがプランを完遂できず没落した場合は、親米派に退場して
もらい、親中派とか親ロ派が即座に主役になれる環境を作ってお
くことです。

日本政府は、今すぐ目標を立てましょう。

そして、計画を立てましょう。

「何かを立派にやりとげたいと思ったら、あなたは確固とした目標を
打ち立てればよいだけです。」
(マスターの教え ジョン・マクドナルド 飛鳥新社 
http://tinyurl.com/ajewh )

(おわり)

途中の「アジアで日本が孤立しているのは中国の策略」と言う分析には首を傾げますが、この結論には非常に同意できます。
外交は基本的にバランスの取り合いと三歩先を見る力が重要になり、その結果が政治のみならず経済にすぐに大きな影響を及ぼす厄介な代物ですが、日本政府・特に外務省のアメリカンスクール小泉内閣アメリカ一元外交に大きく偏らせ、他の国との関係を弱くさせるどころか悪化させ、パイプ役も潰した。
これは、一歩先を見る場合ですら危険な状況だと思います。

ルイジアナなどの台風被害により、アメリカの国力衰退と将来性の無さが明白になりましたが、しかしそうであっても今の自民党とキャリア管領の多数、そして新興の金持連中は、自分達にだけ利益をもたらしてくれるアメリカにすがり、日本を売り尽くそうとしている。
これが、一歩先の我々に取って重大な危険要素以外の何者でもないと思うのですが。
今からでも遅くない、多元外交に日本は立ち戻り、アジア・沿海州重視に外交姿勢をシフトしていかねばならないでしょう。
もちろん、今のアメリカに対するようなポチ状態では無く、言うべきは言う威厳ある姿勢でかかわることが重要だと思いますが。