月よお前が悪いから…のアーカイブ

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麻生太郎外相で大丈夫?

外務大臣就任に当たっての記者会見から。

http://homepage2.nifty.com/snowdrop/social/politics/aso20051031.html

麻生:外務大臣拝命しました麻生太郎です。えーっと、総理から渡された紙は一枚。総務のときは六枚、三枚だったからな。それに比べたら紙は一枚なんですが、書いてある内容は六項目、日米関係の強化、イラク復興、テロとの戦い。国連改革。北朝鮮の問題。プーチン大統領訪日ということを控えまして、北方領土問題等々を含めて平和条約を締結。またインド、中国、韓国、ASEANとの友好関係促進の話。WTO新ラウンド交渉を通じた貿易促進。アジア各国との経済連携協定締結等々、関係大臣と緊密な連携を図りつつ積極的に取り組まれたいと書いてありますんで、正直言って、紙は一枚ですけども、仕事の内容は広範囲かつ多岐にわたっていますので、こりゃかなり難しい話を多く抱えておるという認識でおりますので、いずれにいたしましても、日本の国益を外さないように、きちんとした対応をして参りたいと思っています。以上です。

記者:大臣、今おっしゃった中でですね、中国・韓国との政治的な摩擦に関しては
麻生:どこの社でしたっけ?
記者:朝日新聞の藤田と申します
麻生:朝日新聞
記者:はい藤田と申します
麻生:藤田さん。はいどうぞ
記者:なかったと思うんですけれども、この4年、靖国参拝を総理がされるたびに摩擦がおきてしまうという状況がでていますが、今後外交担当者としてですね、どのように対応していこうとお考えでしょうか。
麻生:そうですね、あの基本的には日中関係っていうのはひとつのその問題以外の、たとえば経済関係、また若い人とのサブカルチャーの文化交流等々含めて、総じて日中関係というのは経済はもちろん、総じてうまくいってるんじゃないですかね。基本的には。そういった意味、そういうほうが要素が多くを占めていると、日中両国の国益を考えたときには、そこのところが一番強調されるべきところかなと思いますんで。今の話等々は色々相互に意見が違うことは確かですけれども、そういうところは話し合っていく以外に方法はありませんね。
麻生:日韓の場合は、中国とは少し違うような感じがします。こっちは民主主義・自由経済等々、日本の間と価値観の共有している部分というのは少し違うような気がしますけどね。日中と日韓とは、同じ扱いにみんなされていますけども、少し元々持っている共通の価値観というものが違うような感じが、僕はしますけど。

記者:大臣、北海道新聞の鈴木ですけども
麻生:佐々木さん?
記者:鈴木です
麻生:ああ鈴木さん。どうぞ
記者:プーチン大統領の訪日をひとつのきっかけにして、北方領土問題どのように取り組んで、また善処されていくお考えしょうか
麻生:そうですね。この北方四島の話というのは、これはもう双方60年の長きに渡っていっていろいろ話しがでてきて サンフランシスコの講和条約にさかのぼって、長い話がありますんで、この話というのは来日ができたから即解決するという種類の問題ではないのではないか。二島返還、南千島とかいろんな話がいっぱいありますけれども、基本的には私どもとしては、来日が即解決につながるというようなものではない。そう思っています。

記者:朝日新聞の鮫島です
麻生:はい
記者:えっと…
麻生:久米島
記者:鮫島……

麻生:鮫島。ごめん
記者:総理はですね、今回の人事で、ポスト小泉を競わせるというようなお考えを示していますが、この布陣をみてですね、麻生大臣にとってのライバルはどなただとお考えですか
麻生:マスコミかな?どうぞ次。

記者:朝日新聞の前田ですが、小泉総理、残り任期、総裁任期が一年を切っているのですけれども、総裁任期待望論というのもあるのですが、大臣ご自身は総理に続投してほしいとお思いでしょうか。
麻生:さあ今から一年ぐらいありますんで、その間のいろんな事情というのが何がおきるかわからんと思っていますんで、そういう事情になるかもしらんし、ならんかもしらん。そりゃCSとか流動的であるというのは確かだと思いますが……。しかしこれまでの本人の性癖、性癖じゃねえ、性格かな?性格からいくと、言ったらなかなか曲げない性格……じゃない傾向値としてはそうじゃないですかね。ですから、その点からいくと、なかなか本人を説得する状況になったとしても、なかなか難しいかんという感じがしますけどね。

記者:日本農業新聞一ツ木と申します。あのWTO関連なんですけれども、12月に閣僚会議がこざいます。日本の中でですね、農業という守りの分野と攻めの分野があると思いますけれども、外務大臣としては調整役を期待されていると思うんけれども、どのように山場の交渉に望みますでしょうか。
麻生:(ちょっと笑って)これはむしろあれになった中川が……あの……しゅうちょく(秀直)じゃなかった……昭一が、農林大臣になったんじゃない……農林大臣になっておられるんで、こちらのほうに聞かれたほうがいいんだと思いますけど。少なくとも農業というものをだけをみると、なんとなく先行きのない農業というイメージになってますけれども、現実問題として色んな形で新しい試みがなされていて、まあ苫小牧のヤマイモの輸出にはじまり、梨の輸出、新しい甘王等々イチゴの輸出、1個300円、400円、銀座の値段じゃありませんよ。中国での値段ですから。梨1個800円。りんご1個1000円だったっけな。ふじ。ああいったのが実際上海で売られてなんかしたりしているのをみると、日本の付加価値の高い農業産品の輸出というのは、絶対額がまだ少ないと思いますけれども、そういった意味での守りとか縮小ばかりの農業のイメージを大きく変えることに貢献している若い人。また花やら何やらで電照菊なんかやっているところをみると結構利益としてはあげておられるというところがいっぱいありますんで。そういうのを見ていると、そういうのを見ていると農業の先行きは暗いばかりでもない部分もある。問題は米やら何やらだと思いますけどね。いろんな意味で、今の話っていうのはマイナスの話ばっかりでない時代になりつつある。そういった傾向がここ数年、顕著かなと思っていますけれども

記者:日経新聞の楠本と申しますけれど
麻生:岸本?

記者:楠本……。北朝鮮拉致事件に関してお尋ねします、政府は北朝鮮に今まで誠意ある対応がなければ 厳しい対応で挑むというコメントをしていますが、早期の制裁発動に関して大臣は賛成でしょうか反対でしょうか。もし賛成であればどの段階なったら発動すべきたせとお考え…
麻生:ああ、それはいちがいいえませんね。日朝の話ですね。だから経済制裁をというのはアメとムチの話とか対話と圧力とかいろんな表現をしておられると思いますけれども。その中からいけば、そりゃ少なくとも隣の国にあって、少なくとも日本人を拉致したという犯罪を国家元首が認めるという例は過去に無かったと思うんですね。僕が知っている範囲ではないんですけど。そういった自体がおきているという状況を踏まえて、その国と話をしていくときにはきちんとした対話というものと同時に、色んな意味で少なくとも核爆弾等々を持とうという意欲を隠さないところ、かつ、それを移動させるミサイルという技術開発というものに熱心なところというものが隣にあるという事態は日本の国防を考える上では絶対に無視、看過できないところだと思いますよ。そういった意味では私どもとしては国民を守るという最低限の……国家としての義務がありますので、私たちとしては日朝に関してははずるずるを望まないんで、そういう意味では対話と圧力という話がでてくるのは当然なんだと思いますが……。いつのタイミングでどうやるという資料を持ちません。

記者:あの…日米関係について
麻生:山村さんだっけ。 
記者:山村です
麻生:山村か。
記者:日米関係どう考えていらっしゃるのか、また日米関係を踏まえて12月14日に期限が切れるイラク派遣の延長の是非について大臣のお考えを・・・
麻生:日米関係については、これは基本的にはマンスフィールドの言葉を借りるまでもなく「世界で最も大事な二国間関係」というのははっきりしていると思っていますね。幸いとしてブッシュ・小泉という二人の国家元首っていうか総理大臣と大統領との人間関係もしっかりしているというところは、ええことなんだと私自身は思っていますし、これからも維持されていくべき、日米安全保障条約を含め、今回の2+2の結果を踏まえても維持されるべき。した上でイラクの話がでていましたけど、これは復興は道半ばというのははっきりしているんだと思いますし、少なくとも今自衛隊の人たちが600人かな?人的貢献というのをしているわけで、加えてODA、一種の車の両輪みたいなものだと思いますが、この二つをきちんとやっていくというのは、日本としてはふさわしい貢献というのを今後もやっていくべきなんだと思っていますんで、いつどうするというのは他国がどうするかっていうのをふまえて考えなきゃいかんわけですけれども、何も……やることで日本の国益にも資するということなんだという点を忘ないようにしておかないといかんと。してあげているわけでなくて、安定というところは周りもあって日本という国の自由貿易やら広く日本の国益に資するという観点を忘れずにいかんかなというわけですけれども。

※山村記者は、2年前に「ITすなわちフロッピー」発言を引き出した記者

記者:東京新聞の西田と申しますが、ポスト小泉の関連の話が先ほど出ましたが、改革への手腕を発揮するのがなかなか難しいポストだと思うんですが、その点についてはお伺いできますか?
麻生:質問の意味がちょっとわからない
記者:改革を…ですね…
麻生:外務大臣は向かないポストといいたいわけ?
記者:なかなか改革競争するのか難しいんじゃないかと…

麻生:改革競争ね。改革競争はこの4年間やらさせていただきましたから。少なくとも出来ない出来ないといわれた三位一体(の改革)も、東京新聞じゃできないことになってましたけど、出来ましたしね。色んな意味て出来ないといったことは、だいたいこの4年の間、政調会長のとき色んな改革ってのは色々チェックできたというわけで、改革だけがといわれるんだったらあなた(記者)の希望通りになるのかもしれませんけれども、外務で即改革って言われても、そう簡単に右から左に改革できるような、国同士の話ですから、地方同士とかそういうのとはわけが違いますから、簡単な問題ではない。ご質問に対して言わせていただけりゃ、改革の内容が国内の改革というのだったら向いてないです。

記者:大臣、
麻生:真ん中のかた
記者:神奈川新聞の河野と申しますけれど
麻生:大野さん
記者:先週日米で発表ありました
麻生:先週?
記者:はい、原子力空母の配備について、地元の横須賀市とか神奈川県で反発の声があるのですけれども、その辺はどのようにに受け止めていらっしるのか。
麻生:原子力空母、地元の方々の色々な感情論は無視できないところだと思いますけれど、昔のいわゆる石油、C重油で動かすようなものから原子力に移って行くというのは、技術の進歩そういったものから考えて、当然防衛力の向上につながっているのは確かですから、そういう意味では日本の防衛という観点からいけは流れからいけば間違ってないと思いますけれど国民感情からいけば横須賀の地元の感情というのは別の話しだと思いますから、そこについては話し合いが必要だと思いますけれどね。

麻生:どっち?先に手をあげて?前の方
記者:毎日新聞の松尾と申します。重ねてで恐縮ですが……来年9月に小泉総理が……
麻生:重ねて?同じ質問だったら止めたほうがいい
記者:おやめになったとき、大臣がポスト小泉を目指すという意欲をお持ちということでよろしいんでしょうか
麻生:そうでしょうね。

司会:お願いしますが進行にご協力お願いします。
麻生:よろしいですか?
司会:大臣ありがとうございました。

のらりくらりとかわそうとしてボケたり逆切れしたり…この人にマトモな外交理念なんてないんじゃないのか?単なる傲慢なオヤジ。という雰囲気しかこの記者会見からは見えなかったのですが(-_-;

この人と「平和ボケ」の外務省に外交を担当させて本当に、大丈夫?