月よお前が悪いから…のアーカイブ

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「ウルトラマンマックス」「胡蝶の夢」

かねてから話題になっていた実相寺昭雄監督の演出による久々の「ウルトラマン」であったわけで、話としては現実と虚構がクロスオーバーして最後には一体になる。そう言う感じの説明のしにくい話だったわけですが、
わかりやすいとかわかりにくいとかそういう次元ではなく、演出やセリフ一つ一つに込められた緊張感と役者の演技や音楽*1・音響効果に秘められた狂気、そして細部に渡る画像へのこだわり…全てが「実相寺演出の極致」と言う一つの集約点にまっすぐに向いているのに感激しました。
日本のTV映像史に残る傑作といっても大袈裟では無かったと思います。
実相寺氏の演出で、これを越える物は過去にも、今後も出ないような気がします。*2

*1:冬木透氏伴奏による「ちょうちょ」が印象的です…しかし、頭の中で反芻していく内に坂田明の「新童謡」のキレてるけどジャズの一線は守っている乱調「ちょうちょ」につながってしまうのですが…(;´Д`)

*2:再来週のメトロン星人が出てくる回を見ないで結論を出すのは尚早かもしれませんが…