「ウルトラマンマックス」「胡蝶の夢」
かねてから話題になっていた実相寺昭雄監督の演出による久々の「ウルトラマン」であったわけで、話としては現実と虚構がクロスオーバーして最後には一体になる。そう言う感じの説明のしにくい話だったわけですが、
わかりやすいとかわかりにくいとかそういう次元ではなく、演出やセリフ一つ一つに込められた緊張感と役者の演技や音楽*1・音響効果に秘められた狂気、そして細部に渡る画像へのこだわり…全てが「実相寺演出の極致」と言う一つの集約点にまっすぐに向いているのに感激しました。
日本のTV映像史に残る傑作といっても大袈裟では無かったと思います。
実相寺氏の演出で、これを越える物は過去にも、今後も出ないような気がします。*2