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その上、制作現場や制作会社が著作権の一部を持ってるのは極めて稀で、アニメのグッズやDVDなどが売れても全く利益が増えない。
…このように、非常に安い値段で制作会社が受注してそれを下請けである制作現場に安く仕事を振ってるのは公正取引委員会も非常に問題視していて、それは何故かというと制作会社に発注する出資者・DVDなどの出資者が絶対に損しないように・大きな利益が返ってくるように出資ファンドが組まれているのが最近のコンテンツ制作の情況で、制作会社は実際にコンテンツに魂を吹き込みにもかかわらず大抵はコンテンツに対して発言権を持たせられていない=取引上の優位性を盾に不利益を強いられているからです。
一例:
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0407/27/news076.html初のアニメファンドで資金調達 個人向けに1口5万円から
GONZOのTVシリーズ次回作「バジリスク」をファンド化し、2億4000万円を集める。DVD販売本数が償還額の決め手になるが、そのそろばん勘定は?OVA「青の6号」などで知られるアニメ製作会社GONZO(ゴンゾ)のTVアニメ次回作が、個人投資家向けにファンド化される。ゲームやアイドルのファンド化はこれまでにもあった(関連記事1、関連記事2)が、アニメは国内初だ。
ファンドは「アニメファンド! バジリスク匿名組合」。ゴンゾと、トヨタ自動車などが出資するジャパン・デジタル・コンテンツ(JDC)、楽天証券、ジェット証券の4社で運営する。
(以下略)
このように一般からの投資を募る例は特殊で、大抵は大企業や投資ファンドとテレビ局・広告代理店・原作がついてるときは原作の出版権を持つ出版社が投資の主体となって数億〜十数億の出資を行って彼らが収益を最優先で回収する形になってきました。*1
*1:この流れは「新世紀エヴァンゲリオン」が制作委員会形式でテレビアニメを制作して数十億規模の稼ぎを上げる化け物アニメとなった事から有望な投資先としてアニメなどが企業に目をつけられた事を注意。