月よお前が悪いから…のアーカイブ

http://d.hatena.ne.jp/artane/ がサーバの関係で消えるようなので、アーカイブします。基本更新しません。

提言:地盤に密着しない議員や少数意見の代表者のための選挙制度改革を

今の選挙制度は、少数意見を汲み上げないで勝馬にのる人に過度に有利に働いているという指摘がこの間されてきましたが、この数時間で軽く行った分析からもその片鱗が見えてきていると思います。

既に少なくない人たちが指摘していますが、日本の議員一人当たりの選挙民というのは実は連邦制を取っているアメリカを例外として、他の民主主義国家の中では突出して多くて(国民・有権者一人当たりの議員数が突出して少ない)、そうであるがためにちょっとでも「空気」から外れた意見は(組織票を例外として)代表者を持てなくなっていると思います。

つまりは、
今の議員定数が少なすぎるから国会議員や国政が地域への利益誘導偏重になりすぎている
側面があったのですが、そこを小泉内閣時代に強引に「ぶっ壊し」て都会ではない地域を国政の場からとことん突き放し破綻に追い込んだが為に、それまでの反動から民主党などの与党を確実に潰せそうな「勝馬」に票が殺到した
現状の国政も選挙制度も、都会の、それも「勝ち組」の利害を最大に反映するように非常に偏ったチューニングがされてしまっていると私は見ます。

都会も大事、勝ち組も大事。でも、日本の実体をささえてきているのは実は田舎だったり我々負け組だったりするし、その中で政治的少数者とされてきている人たちの意見が無視されている状況では、今後の創造的で大胆な局面転換が要求される混乱の時代を乗り切れない。