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これは、我々反規制側の努力の結実ではあるのですが、それ以上に多くの苦しみが表現規制・反ポルノを絶対善とする「政治的多数者」の政治力によって産まれてきてた事への反発が限度を越えてしまったのが大きいと思います。
今まで「規制推進・反ポルノこそ正義、これに異を唱えるものは悪人かおかしい人だ」*1などという、ある意味非常に偏った立場の政治的多数者が世論も政治もほぼ牛耳ってきて、その政治的多数者は、実はそうではない・そういう論理でより苦しんでしまう非常に多くの「政治的少数者」を生み出してきて、多くの人…特に「オタク」と呼ばれる類の人たち…が今も苦しみ続けてる訳です。この政治的少数者の苦しみはいくら叫んでもメインストリームで取り上げられる事はなかった。
この条令改定案は、オタクがギリギリで踏みとどまる糧にしてきたイラストや漫画・アニメ・ゲームと言ったフィクションを乱暴に、現実にある「児童ポルノ」と同等の「非実在青少年」を虐待するもので青少年に有害だと決め付け、規制すべきだ・単純所持も国の法律に配慮して罰則はつけないけど止めさせる努力義務を負わせる。としてしまった。