横浜市長の横浜市大「改革」の尖兵の横領が告発される
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090311ddlk14040190000c.html *1
架空発注：付属医療センターの前院長、業者管理の「預け金」 横浜市大発表 ／神奈川
◇３５００万円横浜市大は１０日、付属市民総合医療センター（横浜市南区）の杉山貢前院長（６７）＝０７年３月に定年退職＝が、企業などからの奨学寄付金で物品の架空発注を繰り返し、業者に管理させる「預け金」を作っていたと発表した。架空発注は総額約３５００万円に上り、市大は私的流用の有無について調査を進めるとともに、業者に残額約１８００万円の返還を求める方針。
(中略)
外部の指摘を受けて市大が２月２日から調査した。杉山前院長は調査に「０５年度の（公立大学）法人化で奨学寄付金の残額が市に返還されるうわさがあったため、架空発注を繰り返した。私的には使用していない」と説明。業者側も「お付き合いがあり、断れなかった」と事実関係を認めているという。
また、杉山前院長は退職後も、昨年１２月中旬まで預け金でコピー用紙などの文具を購入していたという。【野口由紀】
この間中田市政の不正追求を行っている太田正孝横浜市会議員（無所属*2）のBBS*3にて昨年末くらいから話に挙げられていましたが、
これ自体は民主主義が社民主義へと移行していく中でその流れに対抗する為に資本や資本と結託する政治が後ろ盾になって成長させた新自由主義経済政策と言うものが、何を巻き起こすか-それは、権力者の独裁とセットで政治力を得る代償としてごくごく一部の利権者への権力と富の野放図な集中をもたらすように社会をデザインする事が新自由主義の真骨頂である事からも明白なように-、本当にごくごく一部の強権的な権力者とその取り巻きが不正を非常にやりやすくする。そして、その新しい不正を隠蔽するために多くの場合旧い不正を事細かかつ針小棒大に暴いて生贄とする手段が常套的に行われる…横浜の場合は市大「改革」や市政「改革」で多くの労働者市民がその小さな不正を事細かに追求されて放逐・左遷され、そういう不正と戦う中田市長。という姿を見せることで*4票をより多く獲得し・市長を批判する者を議会からも行政からも駆逐し、自己の利権に邪魔な旧利権者と都合のよい旧利権者*5を選別し、自分の利益を最大限にもたらす新しい利権者との共存を強要する。
http://8005.teacup.com/ota/bbs/3728
他参照：
市大杉山名誉教授公金詐欺事件・速報 投稿者：Ｍ機関・情報処理班 投稿日：2009年 3月30日(月)09時01分48秒
本日、午後
市大事務局は、杉山教授公金詐欺事件につき、中間調査結果報告記者会見を行なう。詳細が報告され、刑事事件立件に向かうものと思料される。
と言う新自由主義経済政策が布かれるときに特徴的な強権的な為政者の姿勢に特徴的な行動で、この杉山なる人物が主導した横浜市大「改革」で市大は教育機関としても医療機関としても全崩壊してしまった。
今残っているのは、イエスマンでなければならない教員・職員とその上でふんぞり返ってる一部の悪代官と市長と言う構図。そこには学生も患者も市民も存在しない。
*1:03/31 19:10リンク追記。続報がhttp://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090331ddlk14040320000c.html に
*2:最近横浜市議会で定数減が成立した背景には、議員は少ない方がいい。と言う誤った民主主義の認識を利用したポピュリズムの側面と、こういう少数会派の議員が当選しにくいようにする目論見が一致した部分が大きい
*3:http://8005.teacup.com/ota/bbs
*4:心理的戦略としてみると、スターリンや毛沢東、金日成のやり方と似ている
*5:横浜港の港湾管理を半ば独占的に請け負っている「リスト」なる、一年半前に持ち上がった「指入れ合コン騒動」をセッティングした某C氏が結託していたとされる企業が最たる物
こういう崩壊は横浜に限らない
この現象は、世に言う小泉-竹中路線なるインチキな「改革」によって、日本全土に徹底的に浸透してしまった。
神奈川県でも、県職員・市職員と話す機会などあると非常に大変そうで、それは職員数減らされて仕事が増えてアップアップ。と言う部分があるけど、それ以上に彼らがプロとして働こうとするときに邪魔が多くなって孤軍奮闘してる姿の方が目立っています。
松沢県政になって、この人はトップダウン的な「政治主導」を貫徹する人であるので結局は上に残っているのは旧官僚のイエスマンと新しく導き入れた知事お気に入りの懐刀*1によって現場が著しくかき乱されてその上の人たちに対して徹底的な忠誠を強いられて現場のモチベーションが落ち込んでいる、そういう状況が見えてきています。*2
ここから見ても、新自由主義によって誰でも豊かになれるバラ色の未来が…と言う世界観は理念的にも現実に起ってる状況でも全くの嘘でしかなくて、国政では小泉元総理による徹底したメディア操作と恐怖政治*3によってその嘘が隠蔽されて来て最近やっと嘘が綻びてきつつありますが、神奈川県政ではその嘘は未だ健在です。
この「嘘」「我侭」に禁煙強制条例*4が強引に出来上がった背景も含まれますが、それは稿を改めて後ほど。
*1:神奈川県の場合には今岡又彦・知事特別秘書がそのトップに君臨している。この人物は松沢の選挙参謀であると同時に石原慎太郎の元金庫番です。しかも09年度からの神奈川県営住宅での半分の指定管理業者について今岡特別秘書の出身である東急エージェンシーの系列企業の東急コミュニティが落札している。こういう今までは県の外郭団体が一手に引き受けてきた公益性の高い事業に今岡特別秘書の出身母体の系列企業が参入してきたところに、本当に松沢知事の意向が絡んでいないのか・公平な落札が行われていたのか？非常に疑問が残り今後も調べます
*2:県教育委員会が情報流出した云々のときにスラドで書いた背後にはこういう部分も絡んでる
*3:+麻生総理の資本によるネット世論の右傾化扇動か？麻生総理の親族がニコニコ動画のニワンゴやドワンゴなどの「2ちゃんねる系企業」へ出資・経営参画している所に、2ちゃんねるで成果を納めた「工作員」的なウヨ扇動に対する旨味を感じた麻生総理一族が（自民党の代表として？）ひろゆきとその周囲に出資してきているような、そういう生臭い物を強く感じて止まない。追記。
横浜開港150周年記念事業を喰い物にする伊藤忠と中田市長
同じく太田正孝議員のbbsより太田議員の記述。
http://8005.teacup.com/ota/bbs/3702開港１５０周年は市民の為でなく、業者の利権の為です。そのために、市民は出費をさせられます。 投稿者：太田正孝 投稿日：2009年 3月23日(月)21時56分12秒
開港祭に当たって、横浜の業者達が、
開港１５０周年グッズを新作して販売しようとしますと､全て「伊藤忠商事」を通すように
指導されます。
伊藤忠は６０パーセント前後かそれ以上のロイヤルティーをその業者に要求します。（後略）
これは非常に興味深くて、リストの港湾事業と並んで開港１５０周年事業が伏魔殿化してるとのこと。
要は伊藤忠が開港１５０周年のマスコットキャラである「タネ丸くん」の権利を持っていて、その商標使用権をぼったくりまくってる上に、何らかの開港１５０周年記念タイアップを行いたい業者は全て行政当局から伊藤忠との契約を前提とするように強く指導されている。*1臭いと言う話なんですが…これも立派な知財立国の知財戦略ですよねふざけるな
おまけ：森田健作の背後にいる幸福の科学と維新政党・新風のただならぬ関係？*2
瀬戸弘幸Blogより抜粋。
h**p://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52114935.html *1幸福の科学」とマスメディア
第四権力に抗して戦ってきた過去への評価最近『幸福の科学』を信仰している方からメールを頂くことが多くなりました。先日は予備校生で「自分は幸福の科学の会員です」という方から携帯にメールがありました。
(中略)
当時、この世界戦略放送は一日５００人ほどしか聴いていませんでした。会員の人が聴いていたかどうかは分かりません。しかし、我々が以前から幸福の科学に対して我々の政治・思想の立場からエールを贈り続けていたことは理解して頂けたと思います。
ここでは、ファシストとして大川隆法への思想的共感とエールが書かれていますが、はてさて？？
*1:流石にリンクされると怖いので…
