月よお前が悪いから…のアーカイブ

http://d.hatena.ne.jp/artane/ がサーバの関係で消えるようなので、アーカイブします。基本更新しません。

民間での検閲は検閲にあたらないというトンデモ解釈がのさばる時代

http://www.mainichi-msn.co.jp/it/network/news/20050616org00m300078000c.html

デジタルアーツ:次世代フィルタリング技術を開発

 フィルタリングソフトメーカーのデジタルアーツ(東京都港区、道具登志夫社長)は16日、次世代フィルタリング技術の「ZBRAIN」(ジーブレイン)を開発し、7月から製品に搭載すると発表した。

 山口県立光高校の爆発物事件など、ネットを介した未成年の犯罪が社会問題になり、フィルタリングソフトに注目が集まっている。フィルタリングの主な方法は暴力、性など問題があるサイトのURLをデータベース化して遮断する「URLフィルタリング」と、コンテンツをスキャンして問題があるサイトを遮断する「コンテンツフィルタリング」の2種類がある。このうち、URLフィルタリングは出来たばかりのサイトはデータベース化されていないという欠点があり、コンテンツフィルタリングは処理に時間がかかるため閲覧速度が落ちるという欠点があった。

 ジーブレインは双方の長所を組み合わせ、URLフィルタリングから漏れたものだけをスキャンすることで、高速、高精度にフィルタリングができる方法。同社で特許を取得している。

 同社はジーブレインを搭載した企業、官公庁、学校向け「i-FILTER Ver.6」(10ライセンス6万8000円から)を7月14日、家庭、SOHO向け「i-フィルター4」(6090円)を7月22日にそれぞれ発売する。

 「i-FILTER」はイメージ画像やキャッシュなどのフィルタリングも可能。ブラウザを経由するほぼすべての情報にフィルターをかけることで、企業から外部への情報漏えいも防げる。「iフィルター」も個人情報保護機能を使えば、住所、電話番号、カード番号など特定の情報送信を防止。ウェブ以外の機能にも一定の制限をつける「安全デスクトップ」などの機能がついている。【柴沼 均】

デジタルアーツ
http://www.daj.co.jp/
 2005年6月16日

1984年はとっくの昔に過ぎたけど、ビッグ・ブラザーは我々が気がつかない間に忍び寄っている。
日本やアメリカにおいては、営利企業が通信の自由を侵す行為は検閲にあたらないとされていますが、その結果がこの手のソフトの横行です。
中国では全国的な検閲網が出来上がっていてそれは「中国だからしかたがない」みたく言われてるけど、我々も似たような「情報の牢獄」の中に気づかないうちに追い込まれているのではないだろうか、ゆで蛙の寓話のように。