萌える政治活動に横槍を入れる不粋なお巡り
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http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2006/06/post_f658.html2006年6月11日 (日) 警視庁がビラ配りを妨害
2006年6月10日13時から、東京・秋葉原駅周辺で、「アンチ共謀罪ガールズ」(既報〈『共謀罪TV(ティーブイ)』女が変身するとき・・〉参照・以下、「ガールズ」)が、「共謀罪反対」を訴えるビラを配布していたところ、13時45分ごろ、警視庁万世橋署員らがパトカーで乗りつけ、ビラ配りを中止するよう求めた(写真)。
「ガールズ」の応援に来ていた山本志都弁護士が、「中止させる法律的な根拠は何か。ビラ配りは憲法21条(表現の自由)で保障されている」と問いただしても、警察官らはロクに答えられず。何度も無線で指示を仰ぎ、結局、14時30分ごろ、引きあげた。
今国会で共謀罪法案が成立する見込みがなくなり、警察庁や警視庁の腹立ちは相当なものがある。今後も、市民運動に対し、報復的な妨害が続くことは間違いない。
さすがに「オタクの聖地」と呼ばれる秋葉原だけあり、メイド姿の「ガールズ」は好評。15時までにビラ約400枚が配られ、「ガールズ」と記念撮影したり、握手したりするオタクも見られた。
なんつーか、都知事が青島→石原となるにつれ・特に都知事が石原になり、副知事が警視庁からの天下りになってから、警察の横暴さと言うか、なんでもかんでも難癖つける姿勢が露骨になってきていますね。
治安と付ければ、なんでもゆるされると思っている*1上に、政治表現やビラを撒くことですらこれだけの因縁を付け、隙あらば「転び公妨」などでしょっぴいて留置場にブチこみあわよくば起訴して前科持ちにしてやろうという、その根性の汚さ…これは警察だけではなく、警察を使う立場にいる知事や議会にも同等の責任があるのだが…が露骨になっている。
こうなることは既に「抗う者」への警察の暴力の露骨さを体感していた90年代前半には警告していた*2のだが、「左より」を自称するネットワーカ連中ですら「妄想だ」と鼻で笑っていた。
しかし、現実はこの通りです。
勿論、こうなった背景には「強い者には従順過ぎる庶民」が欠かせない訳で、「戦後教育」がどういうものだったのか、よく考え直した方がいいのではないかと、思うのですが。