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最近、麻薬にしても銃や刃物にしても、「安心安全な社会を作る」「犯罪を抑止する」と言う名目であらゆる人権侵害が許容されている。
ペルーに取材に行ったレポーターが、現地では普通に嗜まれているコカの葉を噛んでみた*1だけで、麻薬取り締まり局からテレビ局に対して強い苦情が行って、レポーターやアナウンサーが繰り返しテレビで謝罪したり、
取材で火縄銃を持った芸能人が「無許可で許認可の必要な銃を持った」として書類送検されたり、カキの貝殻を剥く道具の刃物がダガーナイフ取り締まりの法規に抵触するとして取り上げられたり…今の児ポ法の流れも、葉梨議員に代表される警察=治安当局側の児ポ法運用への認識も、こういう社会にはびこるヒステリーと共依存的に結びついてしまっている。
*1:実際、コカの葉噛んだ程度では麻薬性は起きない。コカの葉の成分を化学的に精製した物を濃縮してはじめて麻薬性が発揮される