月よお前が悪いから…のアーカイブ

http://d.hatena.ne.jp/artane/ がサーバの関係で消えるようなので、アーカイブします。基本更新しません。

働かない権利の確立なくして、ジェンダーフリーは実現しない。

と思うんですが。

細かい話をするとジェンダーフリーへの反発と言うのが保守・復古主義側の草の根レベルでのFUDによる物以外に、実は「我々がこれだけ苦しい思いをしてきてるのに、まだ我々を苦しめるのか」と言う主に男性労働者・ニート…「恋愛弱者」などと呼ばれる…の感情的でなおかつあながち間違ってもいない反発も働いてると思うんです。

最低でも私より後の世代に取ってはフェミニスト的なやり方と言うのは、実は男性的な男性を抑圧する装置として機能してきている部分がかなりあります。
指弾される男性の側で、そんな指弾など屁の河童。とばかりに女を漁って差別的にやることが楽な人と言うか「恋愛強者」はフェミとかジェンダーフリーなどあってもなくても同じ*1的に思ってるしそこはかわらない。

しかし、その他大勢の非常に慎重で弱気である人々・特に男性はどうかといえば、思春期にはフェミニズムが暴れていて男性と敵対していて、その尻馬に乗っていた女性から散々(精神的に)痛めつけられた。その上で社会性とは会社で波風立てずにやるスキルであると叩き込むために管理教育で締め付けられ管理されていることにとことん鈍感となり生きる力を奪われた。
そういう状況下で、バブルが弾けて企業が採用を控えた所にタイミング悪く女性の雇用促進されたものだから、一定割合の男性はその雇用からハジキ飛ばされ・雇用された男性も少なくない一定割合が女性と対等な関係を作る以前に、労働者として=人間として女性から見下されてると思い*2、そのまま卑屈であるのが当たり前になった。

*1:あれば多少ウザい

*2:実際にどうであるかはこの構図では意味をなさない。見下されてると言う感じ方が重要になる