文科省の復古派に与する?事業仕分け第3WG
この様な文脈から、この「仕分け」の成果を見直してみると、又違った視点が見えてきます。
コスト意識を強調しているけど、その実は自主的な研究を行える根幹にある科研費の存在を抹消しようという意志があるのではないか?このような研究内容のみで・他の科学者の相互レビューによってお金の可否が決まるシステムが大学などの根幹にある状況自体を「行革」の中で葬り去ろうとしているのではないか?
こういう自由な研究は、政府からも企業からも独立して行われることが多く、当然ながら彼らの都合の悪い結論も多くでてくるし、彼らの結論を追認させることを強制もできない。
そういう体制は、文科省で復古教育と教育現場への新自由主義の導入に執心してきた人々にとってもっとも厄介な「抵抗勢力」となってきた。
この様な「抵抗勢力」を排除することが藤原や南のような「民間人」の仕事であった。と考えると、彼らのここまでの「仕分け」が誰の為に査定をやっているか明白ではないでしょうか。