とタイトルとは関係なく今回は説法調で
「つくる会」の教科書を巡って、右翼カルト宗教vs左翼の泥仕合*1が続いている昨今、みなさま如何お過ごしでしょうか?
ネット右翼を先頭に反「つくる会」派の人達のサイトや集会に嫌がらせが続いたり郵政民営化賛成の宣伝が猛烈にされたり(8/25追記)していますが、彼らの行動から見えてくる事を注意も含めて幾つか。
- ネットで煽られたにわか右翼(てかウヨ厨)に紛れ込んでいて自分達が宗教の動員であることは見せない。これは「策士策に溺れる」カルトの伝統的な行動パターンで、「一般人」に紛れ込んで自分の身元は隠して一般人のシンパシーを勝ち取り、自分達の声がさも一般的であるかのような錯覚を観衆に抱かせる事で人を騙す。つまりは雰囲気に流されやすい人を引っかける罠の第一段階。
- 「宗教の勧誘がなかったからカルトでは無い」と言う声があったが、これもだまされやすい人を引っ張り込む罠。彼らは身元を隠しつつ非常に共感する(ふりをする)事で引き摺り込む対象の警戒心を解いていく。これが第二段階。
- こっからが本番*3。彼らは引き摺り込む対象に対してプライベートな接触を取る。もしくは自分達の秘密サークルに招待する。これでさらに警戒心を解いていくと同時に自分達の「良さ」を擦り込んで行く。洗脳の初期段階でもある。
- ここまでくれば、君はまな板の上の鯉。わずかに残った理性が発生させる疑問や警告を押し潰すかのような怒涛の勢いと人数で自分達の考えを擦り込み、自分達と同じ「忠実なしもべ」=「信者」にしてしまう。ここまでくれば、あなたは教祖様や接近した人抜きでは生きられない廃人になってしまう。おめでとう(^_^)
- 彼らは命令に必死に従って動くが故に、ハチャメチャな理屈でも真実と本気で思い込んで叫びつづける。今回だと「つくる会の教科書に反対している連中に中核派がいるから、みんな中核派の仲間なんだ」と言う破綻した理屈をごねている。彼らを動かし煽っている黒幕は「つくる会」の一般的な信用が悪化していることを身に染みてわかっている。だから、「殺人集団中核派」なるあんた、80年代前半で終わってる事を蒸し返す事で、反「つくる会」派の中に疑心暗鬼を巻き起こし、運動を分断しつつネガティブキャンペーンを張ろうとするしか道がなくなっている訳だ。
- つまりは、彼らカルトは姑息であり、一般人上がりのネット右翼は哀れで騙されやすい子羊ちゃんと言う訳だ。そう、大月氏の言うように、君達には自分の学生運動を「ただの火遊び」と否定し、社会の歯車にされた挙げ句に女房子供はおろか会社からも搾取されて、それに気づかず毎日飲み屋で管巻くしか能がなくなってるそこいらの全共闘オヤジと同じ未来しか開けていないという訳だ、諸君の未来に乾杯!
いいね、はいっ!*4
「ようこそ先生」
今日は「ニャッキ!」や「ピンキー」のCMなどを手がけている伊藤有壱氏だったので、見てみる。
ニャッキ!に代表されるクレイアニメを数日間で教えるというハードなスケジュールでしたが、クレイアニメの凄さというかセルアニメに於ける作画とかそういう物を超越した、気の遠くなるような作業と動きを見極める力に*1感服するばかり。*2
セルアニメのアニメータで非常に動きに拘る人*3のような大胆さと緻密さを一人か二人で何度もやりなおしながらやっていく。
セルアニメだと多数の原画と動画と彩色で分業している作業を数名で、しかも絵コンテやカット割はあるにせよガチンコに近い状態でこなすのだから、恐ろしい位の密度で「ニャッキ!」などの伊藤氏のクレイや人形のアニメ作品が出来ていると感じていたのにも合点がいきました。
「キモい客」とblogで書いて解雇(8/25)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0508/23/news037.html
散々話題になってますが、これは祭った方が悪いけど、書いた方も脇が甘かった。
この問題はふたつ(三つ?)にわけないといけなくて、
- ネットで何かを書くということは公衆に広く見せることであり、その反動は自分で引き受けられる範囲になるようにダメージコントロールする事が必要だけど、今回解雇+blog閉鎖させられた人にはその辺りの認識が甘かったのではないか
- 祭に対して個人を解雇してblogを閉鎖すると言うのは、企業として保身に走りすぎ。と言うか鉾先を向ける対象を間違えている。「たかが一店員」の「暴言」で店員を解雇するのは、解雇権の濫用に当たる可能性が高い。
あのねー、今回「キモい」と言う愚痴に過剰反応した人にいいたいんだけど、君達第三世代の「情報消費」が主のオタクはそりゃそれに馴染のないひとから見れば「キモい」と思われても仕方ないのですよ。
メイド喫茶で(;´Д`)ハァハァしたり漫画や同人誌やフィギュアやコスプレに(;´Д`)ハァハァしたりするのは、傍から見たら欲望丸出しで嫌悪されてもしかたがない。
キャバクラやスナックで脂ぎったオヤジが目を血走らせて息を荒げて(;´Д`)ハァハァしているのに通じる物がありますよ。
我々第一世代・第二世代のオタクが社会と折り合いを付けるのに苦労した(してる)ように、君達第三世代のオタクも苦闘しなきゃいけないと思うんですが、しかし、それから逃げたいが為に「キモい」と言う外野の戯言に過剰反応してやり場の無い怒りを雇用者に向けることで溜飲を下げている。
今回の騒動は2ちゃんの祭が主でクリエータ系の第三世代オタクは意外と冷静だったらしいけど、そこのギャップが何故か。と言う事に気づいてほしい。
いいね、はいっ!*1
*1:だから、やめろって(^^;