月よお前が悪いから…のアーカイブ

http://d.hatena.ne.jp/artane/ がサーバの関係で消えるようなので、アーカイブします。基本更新しません。

Iceweasel=ほぼFirefoxもいいんだけど

なんつーか、拡張突っ込みすぎて動作が異常に重くなってしまった上に64bitなAdobe Flash Player*1との相性が突然悪くなってYouTubeニコニコ動画を見ようとすると飛ぶようになりました…*2
で、代わりのブラウザを使ってみていますが…Gnome ProjectのEpiphany*3とか、立ち上がりが軽くてFlashとの相性問題も全くないしいいですね。と言うか、なんでIceweaselだけがFlashnspluginwrapperとの相性が悪いのやら(;´Д`)

問題はFirefox拡張でこなしてたあれこれがやれないことで、その辺は手前でスクリプトJava書けという事なんでしょうね(;´Д`)

と言うことで続くか続かないかは神のみぞ知る、刮目して待て!

*1:http://labs.adobe.com/technologies/flashplayer10/

*2:BTS課題なんですが、gdbから立ち上げて以下略と言う作業をやる余裕がない

*3:http://ja.wikipedia.org/wiki/Epiphany まぁ、Wikipediaって嘘記述が多いけどこの内容に嘘はないと思う

イスラエル軍が白リン弾を対人殺傷目的に使用した証拠写真

既に他の方へのコメントでも書きましたが、ガザ侵攻でイスラエル軍白燐弾を市街地に派手に撃ち込んでいた問題で、国連施設が白燐弾の砲爆撃にあった。とする翌日にガザ現地から15才の男の子?が白燐弾に殺られて皮膚が白リンによって侵食されてる非常に痛ましい写真が公開されました*1

 


http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=6264;id=sikousakugo#6290

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[6290]画像:Chemical burns
ピッポ E-MAIL - 09/1/21(水) 14:42 -

Al-Nasser Hospital in Khan Younis

Chemical burns follwing Israeli bombings


(リンク先には非常に残酷な被傷写真があります)

(写真1)
http://www.flickr.com/photos/ismpalestine/3210017706/

(写真2)
http://www.flickr.com/photos/ismpalestine/3209173419/in/photostream/

(写真3)
http://www.flickr.com/photos/ismpalestine/3210025024/in/photostream/

写真は18日に撮影され、19日にアップロードされていると記されてます。

この写真に関する記事を探しています。
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[6293]記事
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ピッポ E-MAIL - 09/1/22(木) 13:44 -

引用なし
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【添付ファイル】 〜添付ファイル〜
[削除されました]

15 year-old Ayman al-Najar is sitting up in his hospital bed at the Al-Nasser Hospital in Khan Younis. His back is covered with thick dressings. His doctor explains that he is suffering from severe chemical burns. Ayman is from Khoza'a, the rural community east of Khan Younis which endured a brutal incursion by Israeli ground forces on 13th January.

              • -

ムービーダウンロードリンクあり


http://rafahkid.blogspot.com/2009/01/counting-cost.html



これはどう見ても通常の榴弾で殺られた傷だけじゃない。皮膚が単に砲撃の熱や破片で殺られてるというよりは腐食してる。

こう書くと「超兵器ということにしたいのですね」と言いたくてうずうずしてる方々がいるかと思いますが、イスラエル軍白燐弾焼夷弾に転用する目的で使用していたのは、ガザ侵攻初期にガザの外側から録られた砲爆撃の映像からも明白で、タダの煙幕や照明弾として使うには余りに多い分量の白燐弾をわざわざ地表近辺の空中で破裂させて燃えつづける破片がまんべんなく付近に行き渡る=白燐弾潜在的に持ってる殺傷力や破壊力が最も発揮されるように計算づくでイスラエル軍が撃ち込んでいたのはある程度軍オタ道をやっているなら目が腐っていない限り猿であってもわかる事であったのですが、一部の反戦派を叩くことが最大の自己目的になってしまってる軍オタ*2にとってはそれが不快だったようで相手がデマだと言うデマ…好意的に見積もっても相当なおっちょこちょいである視点の欠落具合…を未だに声高に叫んでる訳でして。

(追記:それ以外にもイスラエル軍は非道に非道を重ねていて、それは今のパレスチナの地を実効支配しようとした時から連綿と続いてる事な訳で、白燐弾のような対人対物使用した場合に非道な結果を招く兵器を使うことはイスラエルと言う国家の持つ意志やその軍隊が非道で残虐で無慈悲であるが故の当然の帰結に過ぎないとも言えますが…これはイラク進駐の米陸軍・海兵隊にも共通する事ですが、政治目標の達成の為の軍事作戦を果たすためにはいかなる非道も許される・その作戦や行動の非道さを分かってるが故に自国民にはその行いを徹底して隠蔽しつづけようとしている*3

そもそも、mixiでのコミュハイジャックの元祖で、反戦平和系のコミュで突出した人にあれこれゴロ巻いて罵倒や嫌がらせのメールを送りつけて退会に追い込んだり、それでは屈しない人間に対してはmixiの運営に処分をネジ込んで何人も追い出しただけでは飽き足らずにコミュを占拠してコミュ管理者が対策に疲れたところで一見中立を装った仲間に管理権を騙し取らせて自分たちの思うがままにするような真似を繰り返してきた人間たちがイスラエル軍の非道云々の文脈で白燐弾デマを正してるのだとエクスキューズ的に言っても、額面どおり信用出来る訳がない。*4

どちらにせよ、最初に目的があって、そのイデオロギーを貫徹するためにはなんぼでも非科学的な言説を繰り返す事が許されると言う人たちも、その人たちを利用している人たちも、どうしょうもないとは思いますが。

┐(´ー`)┌

*1:CC 2.0 "Share Alike"ライセンスにつきいくつか転載します、1/21取得。

*2:軍オタと言うよりはウヨ厨そのものですが…本人たちがなんぼ「彼らとは違う」と言っていても(*´・ω・)(・ω・`*)ネー

*3:テルアビブではこんな非道な作戦は一切報道されていないし、イスラエル軍がどんなに人道的で慈悲深い軍事作戦を行っているかのみが日常的に報道されている、アメリカでもイラクやアフガンへの軍事侵攻は同じようにされていてファルージャの虐殺にしても外国から指弾されてしぶしぶ認めてる訳で…

*4:そんだけじゃなくて、沖縄・辺野古現地で活動されてる方などに対して明らかに悪意的なデマを流したり、そのデマの裏を取るために現地を取材してるジャーナリストに粘着したり…マトモな軍オタというよりは、公安警察か右翼結社の中の人じゃないかと疑わざるを得ない行動を繰り返し行ってるのもありますが

追記:ガザ地区に入ったアムネスティの現地報告

の和訳などの多くの現地報告の文書が鳥居正宏氏によって掲載されています、必読。
http://tokidokilogos.blog109.fc2.com/blog-entry-280.html
などなど。

白燐弾だけではない、イスラエルの非道な兵器使用

今回のガザ侵攻を契機に、2006年のレバノン侵攻についての資料を読み漁っていたのですが、イスラエル白燐弾に限らず殺傷目的ではない建前の兵器を虐殺に使うのがお好きなようで…


メルカバMk4のすべて」、山野治夫、「軍事研究」2006年11月号P.57〜P.58より*1

メルカバ武装は3から、西側標準の一二〇mm滑腔砲に変更されている。
(中略)
弾薬はイスラエルで国産されたものが使用されている。弾種は一般的な装弾筒付翼安定徹甲弾M711(APFSDS-T)弾、成型炸薬弾M325(HEAT-MP-T)弾にイスラエルらしい対人/対物弾M324(TPCSDS-T)が用意されている。この弾薬はすでにパレスチナの武力制圧(!)*2に、十分使用実績があるそうだ。なおNATOスタンダード弾薬も使用可能である。
(後略)

このM324 TPCSDS-Tと言う記述は非常に気になっていて、イスラエル軍がガザ住民に銃を突きつけて一ヶ所に集めた上で戦車で砲撃して虐殺した事例で使われたのではないか…と思って調べてみました。が、ネット上でこのM324が使われた事例について書かれた資料が容易にみつからないので、メーカーのカタログなどを調べてみました。


http://www.imi-israel.com/Business/ProductsFamily/TankAmmunition.aspx?FolderID=31&docID=111

120-MM TPCSDS-T CARTRIDGE M324/4

The M324/4 120-mm TPCSDS-T kinetic training cartridge is used to simulate KE munitions with the Merkava Mk 3/4 and has been verified for use and firing from the Leopard 2 tank.
This kinetic training round employs a unique cone stabiliser concept to limit the safety zone required for tank gunnery to up to 4 kilometres at a 10 degree elevation.

The M324/4 round has a similar trajectory to that of the combat APFSDS-T round up to a 1500-metre range,thus providing realistic training, with the same external ballistics characteristics and accuracy.
The loading procedures, acoustic effects,gun-recoil behaviour, tank reaction and tank-crew operational procedures are similar to those that occur during the firing of the combat APFSDS-T round.
In addition, the M324/4 uses a similar cartridge to that of the service round, and thus is a valuable training device.
BALLISTIC PERFORMANCE:
# Muzzle velocity........................1680 m/s nominal.
# Accuracy, typical s (H, B).....0.25 mil up to 1.5 km.
# Primer......................................electric M45112.
# Safety zone ............................................5 km.
# Practice range...............................up to 1.5 km.

メーカーであるIMI社が示している表向きの用途は「(対戦車)運動エネルギー砲弾射撃の訓練弾」と言うことになっていますが、もう少し調べてみると、軍事年鑑で有名なJanesの武器情報販売サイトに行き着きます。


http://www.janes.com/articles/Janes-Ammunition-Handbook/120-mm-M324-CL-3139-TPCSDS-T-round-Israel.html

120 mm M324 (CL 3139) TPCSDS-T round (Israel), Tank and anti-tank guns

Development
Developed by the then Israel Military Industries (IMI), the 120 mm M324 (CL 3139) Training-Practice Cone-Stabilised Discarding-Sabot Tracer (TPCSDS-T) was created primarily as a training round for the 120 mm MG251 smoothbore gun, mounted on the Merkava Mark 3 MBT, and has been verified for use with the 120 mm Rheinmetall DeTec smoothbore gun for the Leopard 2 MBT.
(中略)

The complete article appears in the following publication:
Publication Title Jane's Ammunition Handbook
Publication date Jul 15, 2008
Section Tank and anti-tank guns

Publication synopsis Jane's Ammunition Handbook is the authoritative reference guide for ammunition in service, in stock and under development. This comprehensive resource provides informed analysis of product developments and commercial history, as well as technical descriptions, specifications and illustrations for ease of recognition. With Jane's Ammunition Handbook, your procurement and research needs are also supported through the original manufacturers' details and expert reference tables to confidently confirm small arms identification.

Key contents include

* Small arms
* Projected grenades
* Riot Control
* Cannon
* Tank and Anti-Tank
* Naval and Coast Defence
* Mortars
* Field Artillery and Rockets
* Fuses
* Cartridge Identification Tables

(後略)

ここでは、M324の主な要素(用途)として、「暴徒鎮圧」(Riot Control)が挙げられています。

使う側の側に立った、M324 TPCSDS-T弾の具体的な使い方の資料には現時点では行き着いていないので、ここから先は構造や解説を見ながらの想像になりますが、
対戦車戦闘の訓練弾と言うことで、最初は戦車砲を確実に敵戦車に当てるための訓練用の射程の短い模擬弾として開発が始まったのでしょう。しかし、開発か運用の過程で、IMI及びイスラエル軍はこの訓練弾が暴徒鎮圧=デモをしている群集に向けて非常に「的確」に作用する、限定された(=機関砲と違ってある程度以上の距離を離していれば被害を受けない、友軍や自軍に被害を及ぼさずに直近の群集を武力鎮圧するのに最適な)攻撃力を持つことに気がついた
故に、この「訓練弾」は、白兵戦と言うよりは群集が集まったところで人や建物を「壊す」のに多く使われるようになった。

…この部分は想像でしたが、実際の状況も似たようなものなのでしょう。イスラエル軍や米軍が白燐弾を「あくまでも煙幕と照明のため」と言うエクスキューズの下に、実際には虐殺とインフラ破壊の為に専ら使ってるのとまったく同じ構図です。
戦争とは、こういう非道と出鱈目こそが「標準」である…そういう風に改めて思いました。

*1:本号のサブタイトルは「特集 敵地急襲、ヒズボラ討伐戦の誤算と教訓」となっていて、この年にあったイスラエルヒズボラレバノンの戦争を軍事学的に総括する特集が組まれていて、本文はその内の一本の論文

*2:原文ママ