戦後日本大衆史と日本のフェミニズムの関わりを批判的に考察する
一つには農村のムラ社会が、専ら都市への労働力の供給を目的として中途半端に解体されてしまった事や農村が豊かになる中で買春が容易に出来るようになって、ムラ社会の一つの柱であった儀式的な性風俗を維持させる必然がムラの男性の側から薄れて行った事が大きくあると思います。
とはいえ、小泉「改革」で地方社会がトドメを刺されるまでは、農漁村では車を主なツールとした青少年の性風俗というかそれなりの「乱れた」性風俗*1が存在していて、そこでは実は都市では壊滅して売買春にとってかわられてしまったような性の駆け引きが主に若い人たちの間で存在していたので実はムラ社会の「疎外」と言うのはそんなに酷くはなかった…スクールカーストの下層に押し込められない限り…のではないかとも思えます。*2