月よお前が悪いから…のアーカイブ

http://d.hatena.ne.jp/artane/ がサーバの関係で消えるようなので、アーカイブします。基本更新しません。

さあブレーキ外しアクセル踏み込むのさ

フェミニズム運動への呪い言が中心だったので、フェミニズム運動に対してのオタクと共闘するための檄文など書いたのですがブラウザの問題で消えてしもた…orz

とりあえずは、最低限の呼びかけだけ書いておこうかと思います→このあたりから: d:id:artane:20090622#1245617631

今こそ、オタクはセクシャルマイノリテイであると声を上げるべき

今の萌えオタにしてもエロゲオタにしても、余りに引っ込み過ぎている。
今こそ、我々は、その居場所を確保するために戦略的にセクシャルマイノリティであり、フェミニズム新保守主義・マスコミなどからのバッシングによって不当に社会から疎外され続けてきた人種であると右翼左翼のイデオロギー的な対立を踏み越えて主張すべきであると思います。

「闘いなくして権利なし」。こういう言葉は幾つかの派生を産みだし・被差別者の運動のみならず労働運動やその他の権利獲得の為の闘いの中で多くスローガンとして挙げられています。

我々は、1960年代の黒人がそうであったように・1970年代のフェミニズムがそうであったように・水平社が地平を開いた被差別部落解放運動がそうであったように、明らかに社会の持つ無理解とそれを煽り・再生産せんとする政治的悪意によって拡大された(ヴァーチャルな)社会の言われなき差別や蔑視と無理解に日々さらされている。

その上、性的少数者にも理解が深いフェミニズム運動からすら我々は排除と彼女らの政治権力の拡大の為の口実として利用されている。

我々は、人権を獲得するために血みどろの闘いを繰り広げ続けた被差別運動や政治闘争の先駆者たちからもっと多くを学ぶべきであると思う。

我々は、今や社会的に生きることも自分の情念を作品にぶつけることも脳内で妄想する事も禁圧されつづけ・その禁圧は根拠のない社会的不安の再生産によって際限なく拡大している。
そして、その拡大は我々のみならず我々と無縁のはずの人々の内面の自由や表現・通信の自由といった基本的人権すら規制側の詭弁によって大きく侵食する所に至り始めている。

だからこそ、70年代ゲイムーブメントがそうであったように・公民権運動がそうであったように、社会的少数者(政治力を僅かしか持たない政治的少数派)として、マイノリティであるとして、自分たちの人権と居場所を賭けて声を上げ・時に政治権力や無理解な差別主義者とたたかう必要があると思います。

我々はGID/TGやレズ・ゲイのように性的少数者として我々が穏やかに人間の尊厳を失わされずに生きる権利がある。そして、その権利は自らの手で勝ち取らなければならないのが現実です。
どうか、一人でも多くのオタクが性的・社会的少数者とされている事を逆手にとってでも自分たちの居場所と人権を勝ち取ってほしいし、私も自分の能力が許す限り主体的に参加したいと思っています。

一年早かったのかもしれない

d:id:kamayan:20090622#1245601203 より:


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http://d.hatena.ne.jp/furukatsu/20090616/1245152154への返信。
(中略)
それとは別に、古澤克大書記長にはそのスキルを恃み、「国会前コスプレなんちゃってデモ」開催を期待したいところであります。「オタク=犯罪者」という宣伝戦が規制派から議員に対し繰り返し行われています。
この宣伝戦を腰砕けにするための示威活動はあってしかるべきだと私は考えます。議事堂前・議員会館前の歩道は、慣例的に政治主張する場として黙認されています。そこにおいて、20人程度の、もっと多くても当然かまいませんが、「笑える」「ユーモアを非オタクにも感じさせる」コスプレ集団が「表現規制反対」「アニメーターの生活向上を」と、数日、アニソンなどを歌いつつ(つまり存在として無害であることを暗に示しつつ)議員関係者の目に触れることは政治的にたいへん有意義であります。ぜひ検討を願いたいところであります。公安やらが発狂すること請け合いですが、これは意義があります。

実際、一年前に児ポ法反対署名運動の某氏にこの「国会前コスプレデモ」について文書で提起して、その時私自身は青息吐息ではあったんだけど賛同する人がなんぼか集まるようであればデモ主体として動く所まで腹を括っていたのですが、
その手の会合で提起文書を書いて配ろうとして、プリンタのインクがなかったのと時間が逼迫していたのもあって某氏に印刷をお願いしたら、その提起の文面でその方の地雷のようなものに触れてしまった事もあってか印刷を拒否されて提起文章が闇に葬られたと言う事がありまして、
その日はその某氏と大喧嘩になってしまってとことんブチ切れて、それが件の署名運動と私が距離をおくしかなくなった最大の理由の一つ*1であったということもあって、このd:id:kamayan氏の提起というのは私から見れば私の提起が時期尚早過ぎたのか。とか色々と思いがありますが、しかし、なんぼ私から見たら「遅すぎる動き」であるとはいっても、今からでもやる事はやるべきだと思います。

*1:もう一つは、それまで我慢して無理を重ねてきた私自体の体調不良が一気に吹き出して署名運動へのコミットどころではなくなってしまったと言う極めて個人的な事情

d:id:furukatsu氏への公開の呼びかけ

詳しいことは電子メールなどにてご連絡頂ければ幸いですが、id:furukatsu 氏が、2年前の「秋葉原解放デモ」の後にmixiで勃発した、統一協会系・幹部自衛官系の人間が多く浸透している軍オタ系ネット右翼の集団によるコミュハイジャックの策動に対して明らかに間違った・当時のデモ支持者や参加者を裏切るような動きに対して(私への私信であっても構わないので)キチンと総括して当時の心情の吐露とそれやその後コミュハイジャック勢力に対して協力してしまったことをどう乗り越えようとするのか。と言う部分をキチンと公に示して頂けるのならば、id:furukatsu氏やid:kamayan氏などへのこういったデモンストレーションの準備・行動への協力は、私が最大限動ける範囲ではあれ惜しまない用意があります。

# 要は、彼らやその他の政治権力・ラジカルフェミニズムなどの無理解な規制推進勢力に
# 何があってもおもねらない・屈服/逃走しないという覚悟と意思表示を明確に行ってほしい

詳しいことは私信(電子メール)にて行いたいと思いますが、あの件に関してはid:furukatsu氏のみが悪かったというよりは当時のデモ運営者全般が状況判断も貫くべきポリシーも保身の為に放棄し・悪意の攻撃者への毅然とした対応を一向に取らないでいた事も非常に大きな責任放棄と参加者・支持者への深刻な裏切り行為を行っていたという面で(ネット右翼とは逆の文脈で)批判的であると考えていますので。

二年前の件について

当時の喧嘩の相手や署名運動の皆様と何らかの形での「手打ち」をこの数ヶ月中に行いたいと切に思っている事を公に表明します。
色々と私に対する反感や批判が渦巻いていることは承知の上ではありますが、当時への私なりの謝罪なども込みで…

アクセス解析してみた

14日に「アニメの殿堂」問題について書いてから一日あたりのPVで150前後・ユニークユーザで60〜100程度の方が毎日ここを読まれていることに感謝。特にこの数日はそう多くの人が見てる所にトラックバックしてもいないと言うか某掲示板にリンクを張りましたがそれ以外は普通通りの「広告」で、そうであっても書けば書いただけとりあえずは読んで頂いてるようで…二重に感謝感激です。ありがとうございます

実際、書いてる文章の中身と宣伝のトラックバックを最適化する以外の「努力」って全然やっていなくて、書いてる文章自体は滅多に抗争とかdisりとかやらないような非常にじみーな物だし(^^;その上神奈川ローカルの政治ネタなんつー非常にじみーなネタが異様に多いですし(^^;、
書く上で短期間で刺激を繰り返し与えるような中身は避けてるし・逆にロングテールで数年前に書いたことを自前で発掘して他所で紹介したり、新しいエントリに新しく分かったこととか修正が出たのを書き直したりとかそういう非常にパッとしないというか、抗争と炎上とコメント欄の馴れ合いで恐ろしい数のPVを稼いでいる某ブロガー*1氏から「お前のようなPV稼いでいない弱小ブロガー如きが」みたいな罵倒まで浴びせられたとはいえ(爆)、
このスタイルを変える気も毛頭ないし・ここで取り上げることは私の論調も含めて非常に尖ってるというかピーキーと受け取られてもしょうがないような感じではあるのでこういう状況になるとは思わなかったです。*2

*1:大体誰だかわかる人にはわかるだろうけどこのエントリでは名指ししない。

*2:因みに、最もPV稼いだのは件の某大手ブロガー氏と抗争寸前になってツンデレっぽく某ブロガー氏が振る舞った前後とかもっと昔の2005年8月の杉並区の教科書採択騒動で炎上した時ですが…この二つというか抗争は数回ありましたがそのあたりは非常にイレギュラーだしそういう形でアクセス稼ぐのはお金とか宗教とか政治カルトとかそういう訳ではないのだから非常に不本意であるということで…

小泉元総理が抱える最大の?マスコミタブー…「小泉世襲」の背景

d:id:artane:20060829#1156862301 「■加藤紘一氏宅へのテロ実行犯、二週間してやっと逮捕」関連。
もう、三年前のネタがきっかけではありますが、小泉元総理とその地盤である横須賀市が歴史的に抱えている問題について非常によくまとまった文章がもうすぐある横須賀市長選に絡んで昨日CMLに投稿されたので転記しておきます。

※インデントなどはArtane.による


http://list.jca.apc.org/public/cml/2009-June/000401.html

*■ 小泉純一郎元首相と横須賀と「やくざ」 (その2)*

小泉純一郎元首相の選挙地盤である神奈川県横 須賀市は戦後日本の支配構造がはっきりわかる「支配構造の縮図」の町だと思います。

ひとつは、町の経済が軍事基地に過度に依存する「いびつな経済構造」となっている点です。
戦前は日本海軍の重要な軍港であり戦後は米第七艦隊の旗艦原子力空母「ジョージ・ワシントン」の母港となっています。米軍基地の経済的な恩恵を何らかの形で受けている住民が多いのです。
米軍の世界軍事支配戦略の要に位置付られた横須賀は、横須賀市民の意思とは関係なく、米国政府とその意向を忠実に守る日本政府の意思決定に従わざるを得ない状態が続いているのです。

第二に、横須賀には稲川会という山口組に次ぐ規模を持つ「やくざ」の本部があり、地域の裏経済を支配している点です。

「横須賀では、政治家ならウチと繋がっていないと、何一つ出来ませんよ」と稲川会幹部が言っているように、「票の取りまとめ」、「買収工作」、「裏金作り」、「反対派への恫喝」などで「やくざ」は「政治家」に恩を売り、見返りに、「政治家」は組員が逮捕された場合の実刑の軽減、風俗店許認可への便宜供与、マネーロンダリングのお目こぼし、大型土地買収案件の仲介斡旋などの便宜を「やくざ」に提供するのです。
「政治家」と「やくざ」との持ちつ持たれつの根深い関係が続いているのです。

第三に、小泉純一郎元首相が次期衆議院選挙に立候補せず二男の小泉新次郎氏を後任に指名したように、また小泉純一郎氏が「大先生」と呼ぶ元稲川会組員のやくざで小泉純一郎氏の連続11回当選の立役者である竹内清氏(元神奈川県議会議長)が長男の竹内英明氏(自民党神奈川県連幹事長)を後任にしているように、横須賀で長年築いてきた地盤・看板・金庫を身内に世襲し利権を継承するシステムが築かれている点です。

第四に、小泉純一郎元首相と竹内清氏と稲川会との関係などマスコミはとうに知っているにもかかわらず一切報道しない事実です。
マスコミは自らタブーを作り、どんな不正や不正義が行われていても沈黙しています。国民に真実を伝えるというジャーナリズム本来の役割を放棄、権力の御用新聞に成り下がっているのです。


横須賀の地域を支配している下記の勢力やシステムは、戦後の日本の全体を現在まで支配してきた勢力とシステムと全く同じだということがわかります。

自民党利権政治家
② 米国政府と駐留米軍
③ 米国政府に忠実に従う歴代の自民党政権
④ やくざ
⑤ 政治家利権の世襲システム
⑥ マスコミの御用新聞

日本の「民主主義」と「主権在民」は、まず横須賀の地で実現することこそ必要です。

(終わり)

※以下に解説

非常に簡潔と言うかあっさりとまとまってしまってるので物足りないかもしれませんが、この実状自体は神奈川新聞ですら容易には出さない話で、但し横須賀の港湾利権が稲川会の下部団体の横須賀一家に独占されていて土木事業や港湾事業の仕事の配分も絡んで「小泉先生に逆ったら横須賀でやっていけない」的な話と言うのは水面下で囁かれ続けてる訳です。
小泉元総理の電撃的な引退というのは一つには横須賀港を母港とする初めての原子力空母・ジョージワシントンの初入港に引退劇をぶつけてジョージワシントンの話題を(特に神奈川新聞という神奈川県内で有数のメディア)小さくさせる狙いがあったと言う石川巌氏の分析*1がありましたが、もう一つにはこれは経済学者の植草一秀先生などが精力的に追いかけられていますが、後の「かんぽの宿」問題につながる郵政民営化絡みの経済犯罪問題への追及と自民党総裁選不出馬・政界引退をバーターにしたのではないかという類の邪推がこの間ずっと囁かれています*2

*1:「軍事研究」の確か2008年11月号…一ヶ月程度後かも…

*2:後者のバーター云々は囁かれてる話を私なりにまとめ直したので私のバイアスが入っています、為念。

誰が「官から民」で得をしたか

そういう辺りを踏まえ直してこの記述を見てみると非常に面白い。
今まで言われてきたのは、例えばアメリカであったり植草先生が言う所の「悪徳ペンタゴン」であったりするのですが、しかし、そこに稲川会という組織暴力団=闇社会が深く噛んでいる可能性が浮上してくる。
今練りに練ってぐちゃぐちゃになっている続き物「ネトウヨ(以下略)」にも絡んでくるのですが、あの当時・IT革命と呼ばれた時期に雨後の筍のように立ち上がった「渋谷系」と呼ばれるITベンチャーに対して稲川会や山口組などの組織暴力団が迂回して出資し・それらのベンチャー企業企業舎弟としていったという話は度々浮上し・何故か立ち消えになっています。
さて、こう考えると、闇社会・特に小泉元総理と縁が深い稲川会が郵政民営化や諸々の民営化・独法化に「出資」し・表向きクリーンに見える企業舎弟を通してその投資を何倍にもして「回収」している可能性はないか?*1

*1:追記:そういえば、FX取引で非常にレバレッジを高くしたりマイナーで乱高下し続けている通貨中心に扱ってる業者には国内外の闇社会と深く関わってる者が少なくなくて非常にリスキーであると言うような話をチラリと聞いたことがある。小泉竹中路線で一気に投資が自由化されましたが、そこにも闇社会と当時の政権・財務省の間のつながりという物が影響してはいないだろうか…

…組織暴力団の実態は私のような者にはわかりませんが、ないという証拠を探す方がより困難であるようにも見える。
小泉引退まで、非常に威勢がよかった「ネット右翼」「宗教右翼」が安倍内閣下でその勢いというか粘着力を喪失していった背景には世情がネット右翼的な言説と著しくずれてきたこともあると同時に資金的な問題があったと推察しており、その出所は専ら宗教右翼やそのバックにいるアメリカ系の資本や自民党だろうと推察していましたが、改めてこの手の記述を見直すともっと厄介な筋の「投資」が大きく絡んでいたのではないか、それも自分のシノギを邪魔する「抵抗勢力」潰しの為の合法的な手段として…空恐ろしくなってきた。